山内惠介さんが、同郷・福岡の高校の先輩・椎名林檎さんとタッグを組んで感じたことを語りました。
伸びやかな歌声と端正なルックスで“演歌界の貴公子”とも呼ばれている山内さん。今年デビュー25周年を迎え、「MUSIC AWARDS JAPAN 2025 最優秀演歌・歌謡曲」楽曲賞を受賞するなど、演歌歌手のトップランナーとして走り続けています。
そんな山内さんが7月2日に配信した最新デジタルシングル『闇にご用心』が、現在放送中のアニメ『ゲゲゲの鬼太郎 私の愛した歴代ゲゲゲ』(フジテレビほか)のエンディングテーマとして7月から流れます。

この曲は、椎名林檎さんが作詞・作編曲を担当。“和”を強く感じさせる歌詞と旋律、さまざまなジャンルの音楽が融合した華やかな音に乗せて、山内さんが力強くあでやかに歌っています。
めざましmediaは山内さんにインタビュー。『ゲゲゲの鬼太郎』に携わることへの思いや、椎名さんも立ち会ったレコーディングの様子、“ゲゲゲ”で好きなキャラクターを聞きました(前後編の前編)。
山内惠介「鬼太郎で育ったとも言えるので、うれしかった」
――エンディングを担当すると決まった際はどんな気持ちでしたか?
もう夢みたいでした。『ゲゲゲの鬼太郎』は僕も小さい頃から拝見していて、もう当たり前に存在しているアニメで。兄が2人いるのですが、兄弟みんな“鬼太郎で育った”とも言えるので、本当にうれしかったです。
『闇にご用心』は、現在放送中のアニメ『はなかっぱ』(NHK Eテレ)のエンディングに採用していただいた『イチカバチカ』(2023年)以来、僕にとって2曲目のアニソンとなります。

――4月〜6月のエンディングを担当していた氷川きよしさんから引き継ぐかたちになります。
もうビックリしました。同じ水森(英夫)先生門下の先輩なのでご縁を感じましたし、しっかりと責任を持って歌わなければいけないと思いました。氷川さんに連絡をしたら、「よかったね、おめでとう」と言っていただきました。

――『闇にご用心』の作詞・作編曲は椎名林檎さんです。最初に楽曲を聞いた印象はいかがでしたか?
「和」でしたね。和で、艶(つや)めいて、怪しくて。歌というものには現実を忘れさせてくれる力があると思いますが、『闇にご用心』はまさに違う世界へ誘ってくれるような曲。歌詞にも「椎名さんには、鬼太郎の世界がこんなふうに見えてるんだ」という発見がありました。