実は、こんなこともあろうかと倫子は貞之助が引く荷車に隠れており、不浄門で信通と会っていた。ところが、倫子は信通に京へは帰らないと告げる。すでに倫子の心は家治にあったのだ。

倫子が大奥に戻ろうとすると、中庭に家治がいた。家治の前に咲くリンドウの花。それは、家治が倫子の母を思って植えさせたものだった。

思わず涙を流す倫子。家治に涙の理由を問われた倫子は、悔し涙だと言う。続けて、家治が他の女性に渡ることが、どんな嫌がらせよりもつらく、悔しかったと本音を明かす。妻として生きたい、誰よりも家治を幸せにしたいと言い、家治はその倫子の思いを受け入れ、一夜をともにした。

次の日の総触れでは、互いに頬を緩ませて目を合わす倫子と家治。

だが、そんな時、お知保が突然倒れた。信通を使い倫子を追い落とすことに失敗して歯噛みしていた田沼と松島だったが、お知保の懐妊の予兆を感じ、彼女が世継ぎを産めばいよいよ自分たちの世が来るとほくそ笑み…。

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