<芳根京子 コメント>

――オファーを受けたときは、どう思いましたか?

2013年4月期の木曜劇場がデビュー作でした。ちょうど11年たって、今度はヒロインという立場で、この枠に戻ってこられたことをうれしく思うと同時に、初心を忘れずにいなきゃ、と思わせてもらえる日々です。

フジテレビの作品は、5年ぶりということで、気を引き締めて精いっぱい務めさせていただきます。

――台本を読んだ印象は?

読めば読むほど「そうか、そうなるか、そうきたか…」となっています。日々、覚悟を決めながら現場に向かっています。

陽月は海斗との関係、大友先生との出会い、妹の病気、とさまざまな試練、そして運命が待ち構えています。今、自分にとって一番大切なものはなんだろう、と自分と向き合うきっかけにもなっています。

――芳根さん演じる、朝比奈陽月について教えてください。

陽月という名前は、陽の光のような明るさと、月のような影をあわせもつ女性です。

そして海斗と郁弥という太陽と月のような2人の男性に挟まれる、という意味があると聞き“ハッ”としました。

陽月にとって宝物である妹に思いをはせながら、誰よりも陽月を愛し、受け止め、陽月からあふれる感情を丁寧にすくい上げていきたいと思います。

――赤楚さん、錦戸さんとの共演についてはいかがですか?

赤楚さんとは、9年前にご一緒していたのに、当時の私は初めての連ドラの主演で毎日溺れそうになるほど必死だったので(笑)、あまりお話したことがありませんでした。

なので、9年たって「あのころ、こうでしたね」なんてお話ができて、うれしく思います。

錦戸さんとは、バラエティでお会いして以来なので、今お芝居でご一緒させていただけるのが、とてもうれしいです。

お二人(赤楚と錦戸)とは、それぞれ同じシーンが多いので、それぞれとの空気の違いを感じていただけるよう頑張ります。

――視聴者のみなさんへメッセージをお願いします。

人間誰でも、大なり小なりの「欲望」を持っていると思います。それぞれの登場人物がどんな選択をするのか、どんな人生になるのか。展開も早いので、ぜひ、第1話から見ていただけたら、うれしいです。