浜辺美波さんと赤楚衛二さんが、“嘘つきな大学生”を演じます。

2021年に刊行されるやいなや「2022年本屋大賞」ノミネートをはじめ、さまざまなランキングを席巻、現在までに累計40万部を突破している浅倉秋成さんによる大ヒット小説『六人の嘘つきな大学生』(角川文庫刊)。

本作は、就職活動を舞台に6人の登場人物の裏の顔が巧みに暴かれていく“密室サスペンス”要素と、そこで明らかになった6人の“嘘”と“罪”の真相が、クライマックスで次々と伏線回収される “青春ミステリ”要素を圧倒的なクオリティで掛け合わせ、人気を博している小説です。

そんな『六人の嘘つきな大学生』の実写映画化が決定しました。

『キサラギ』(2007年)で第50回ブルーリボン賞作品賞、第31回日本アカデミー賞優秀作品賞・優秀監督賞、第12回新藤兼人賞銀賞などを受賞し、その後も『ストロベリーナイト』(2013年)、『ういらぶ』(2018年)など多数の話題作を生み出した佐藤祐市さんがメガホンを取り、脚本を劇団「東京マハロ」主宰、ドラマ『毒島ゆり子のせきらら日記』で第35回向田邦子賞受賞した矢島弘一さんが務めます。

このたび、本作で重要なキーワードである“6人の大学生”から、中心となる2人のキャストも解禁に。

早稲田大学社会科学部の学生で、洞察力に優れた主人公・嶌衣織を演じるのは、浜辺美波さん。2023年は連続テレビ小説『らんまん』、全世界で話題となった映画『ゴジラ-1.0』の両作でヒロインを務めたうえ、紅白歌合戦の司会にもチャレンジするなど、常に話題を巻き起こしています。

浜辺さんは「嶌衣織が6人でいる環境の中で、どのような立ち振る舞いをすれば良いのかについて最後まで苦悩していた気がします。出演者6人で過ごす日々は濃厚で毎日心が揺さぶられ、何より熱のある撮影現場でした」とコメント。充実した撮影期間を過ごし、手ごたえを感じた様子です。

そして、嶌と第二次面接で出会う立教大学経済学部の学生で、そのまっすぐな性格で6人の中のムードメーカーとなる波多野祥吾を演じるのは、赤楚衛二さん。2023年ドラマ『こっち向いてよ向井くん』での主演も話題となり、今年4月からはドラマ『Re:リベンジ‐欲望の果てに‐』でも主演が決定しているなど快進撃が止まりません。

「(原作を読んで)人の裏の顔、信頼関係が壊れていく様、二転三転する怒涛の展開に引き込まれたのを覚えています。リハーサルを積み重ねる日々もあり、まるで舞台の稽古のようでブラッシュアップしていく過程に学びが多くありました」とコメントを寄せています。

実力も話題性も申し分ない浜辺さん、赤楚さんの参戦に際し、原作者・浅倉秋成さんは「数々のメディアミックスに恵まれ、毎度原作を凌駕する仕上がりを見せてもらってきた本作ですが、今回も強力なキャスト&スタッフの皆さまが集結してくださいました」とコメント。

佐藤監督は「若い俳優陣が、来る日も来る日も同じセットで必死に芝居をしている姿は、とても素敵でした。環境の変化も乏しく苦しい中、チームワーク良く挑んでくれた皆の芝居を、1人でも多くの方に観ていただきたいと思っております」とコメントし、絶大な信頼をしている様子がうかがえます。