織田裕二さんが、『踊る大捜査線』シリーズ最新作の誕生秘話や、58歳の青島俊作を演じることへの思いについて語りました。
9月18日公開の、織田さん主演映画『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』。1997年の連続ドラマ開始以来、数多くの熱狂的なファンを生み出し、日本中に“踊る”ブームを巻き起こした『踊る大捜査線』シリーズの最新作です。
ついに“本店”である警視庁刑事部捜査第一課に着任した青島俊作(織田)は、誘拐事件の犯人から身代金の“運び屋”に指名され、事件解決のため東京の街を疾走。さらに、連続殺人や毒性ウイルス拡散の脅迫と、史上最悪クラスの難事件が次々と押し寄せ…。
青島は、映画『室井慎次 生き続ける者』(2024年)のラストシーンにサプライズ出演してファンを沸かせ、このたび『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』(2012年)以来、約14年ぶりに主人公として戻ってきます。
めざましmediaは織田さんにインタビュー。新作が作られることになった経緯や、和久平八郎(いかりや長介さん)とほぼ同じ年齢になった青島の現在地、織田さんが発案したという演出などについて聞きました。
織田裕二「『踊る』はやらない」と聞いていたものの、ある日突然…
――公式サイトに寄せたコメントで「もし次があるとしたら、今度は『和久さんぐらいの年になった時かな』、なんて言ってて」とありましたが、いつ頃からそう考えていましたか?
和久さん(いかりや長介さん)の登場は『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(2003年)が最後でした。「もうシリーズは終わりかな」とあきらめていた時に、「もう一度やるよ!」とみんなでエンジンをかけ直して、『踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!』(2010年)、『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』(2012年)と2本続けて映画を撮りました。
当初、『踊る』が終わるなんて話はなかったんですけど、作品資料に“FINAL”と書いてあるのを見て「FINALってことは終わりなの?もう一度新たにやっていくんじゃなかったの!?」という思いになって。
『踊る大捜査線』も青島も好きだったので、終わるのは寂しいなと思い、製作の亀山(千広)さんに「和久さんくらいの歳になった青島、見たくないですか?」って、駄々をこねる少年のように言っていました。でも、答えはずっとなかったので、もうダメなんだとあきらめていました。
――それから『室井慎次 敗れざる者』『室井慎次 生き続ける者』(いずれも2024年)の公開まで、12年間の空白がありました。
その間、『踊る』以外の刑事ドラマへの出演が何本か続いていました。『ダブルエッジ〜甦った男』(2026年/テレビ朝日)は、“車椅子に乗る刑事”役とはいえ『踊る』との競合が気になったので、お話をいただいた時点で、「『踊る』を本当にやらないなら、この仕事を受けます」と確認しました。そこでも「やらない」と言われたので『ダブルエッジ』への出演を決めたんです。
そしたらある日突然、「室井さんの映画をやります」というニュースが飛び込んできて(苦笑)。あとから分かったんですけど、これは亀山さんではなく、脚本家の君塚(良一)さん発案の作品だったそうです。
それで台本を読ませてもらったら、室井さんは亡くなっていて…。当初は青島の出番はありませんでしたが、最後に作ってもらって、撮影最終日にギバさん(柳葉敏郎さん)に会えました。ギバさん、なんだかスッキリした顔をしていたから「終わったと思ってホッとしないでくださいよ」なんて言ったりして(笑)。
