『ザ・ノンフィクション』で“語り”を務めたsuisさん(ヨルシカ)にインタビュー。「山﨑煙火製造所」の若き花火師たちが、仕事や人生の大切な局面を迎える姿を見て感じたことや、花火づくりと音楽活動に通じるもの、自身が歌う番組テーマ曲『サンサーラ』への思いについて聞きました。
suis 自分の歌に合わせた花火に「遭遇できたら感動的」
――後編では、それぞれが仕事や人生の大切な局面に向き合い、成長していく姿が描かれます。特に印象に残ったのは、どの場面でしたか。
やっぱり、よしきさんのプロポーズですね。恋人のなつみさんの人柄が、とても印象的でした。
ほかには、花火という仕事の厳しさも見えました。一般の人間からすると、「花火は、どうして安全に上がっているんだろう」と思うほどです。火の塊というか、火花を、安全で美しいものとして楽しめる文化自体が、本当にすごいことだと思います。
――花火競技会に懸ける職人たちの姿を見て、花火の見え方に変化はありましたか?
観客は花火競技会でどこが勝つのかまで、考えたことはあまりないと思います。でも花火師にとっては、そこで賞が取れるかどうかは、人生に関わることなんですよね。
きっとこの番組を見たみなさんは、今後、花火を見るときに、違う視点が加わると思います。私自身も、この番組を見たあとでは、花火の見え方や見応えが全然違う気がします。
――花火づくりと音楽活動に、共通するものは感じましたか。
花火も音楽も、華やかな瞬間の裏に、見えない地道な作業がたくさんありますよね。天日干しのような作業も、みなさんは楽しんでいるのかなと思いました。私たちも、一つひとつの作業は地道ですが、なんだかんだ、そのすべてが楽しい。そこは共通しているのかもしれません。
――『ザ・ノンフィクション』では、『サンサーラ』が印象的に流れます。suisさんご自身もザ・ノンフィクション MASTERPIECEの主題歌として同曲を歌っていますね。
ナレーションを録っているときに『サンサーラ』が流れてくると、感動してしまいます。
自分で歌った経験があり、メロディや歌詞の意味が、自分の中に深く入っているからだと思います。前回ナレーションをした後で歌ったので、今回は『サンサーラ』に対する気持ちは、前回よりも強くなっているんだろうなという気がします。
――後編の見どころを教えてください。
後編では、登場するみなさんが、それぞれ仕事や人生の大切な局面を迎えます。花火に向き合うなかで、何を選び、どんな一歩を踏み出すのか。花火を通して浮かび上がる、一人ひとりの思いに注目してほしいです。
――花火大会で、ご自身の歌に合わせて花火が上がる場面に遭遇したことはありますか。
まだないんです。ヨルシカでベースを弾いてくれているキタニタツヤくんの『青のすみか』に合わせて花火が上がっているのは、見たことがあるのですが。でも、同じ日に別の花火大会で、私が歌った『若者のすべて』に合わせて花火が上がっていたそうです。「やってくれていたんだ」と嬉しかったです。ぜひ見たかったですね。
自分の知らないところで、自分の歌に合わせて花火を作ってもらっている。その打ち上げに自分で遭遇できたら、とてもうれしいでしょうね。感動的だろうなと思います。
――もし自分で費用を出して、ご自身のために花火を上げるとしたら、どんな花火がいいでしょうか。
自分のために花火を上げるなんて、この番組を見るまでは考えたこともありませんでした。
でも、せっかくなら、夜空いっぱいにワーッと広がるくらい、たくさん上げてみたいですね。打ち上がったあとも、星が瞬くようにキラキラと夜空に残る花火があるじゃないですか。あれが一番好きなんです。
<YouTube「フジテレビドキュメンタリー」では、『ザ・ノンフィクション』の予告を配信中。8月23日(日)14時~「花火師になりたくて~僕と私が打ち上げる夢~ 後編」予告>
7月19日・26日放送「就職先はさる軍団3~怒られない時代に芸を磨くということ~」前後編(語り:志田こはくさん):8月23日まで
8月2日・9日放送「クズ芸人の生きる道」前後編(語り:吉田美月喜さん):9月6日まで
8月16日・23日放送「花火師になりたくて~僕と私が打ち上げる夢~」前後編(語り:ヨルシカ suisさん):放送直後〜9月20日まで
