数日後、3人は集まって食事をしながら近況を語り合う。グチを言いながらも仕事で頑張っている遥と薫子の話を聞いて、うらやましくなる麻紀。かつて麻紀は、化粧品の宣伝担当として第一線で働いていた。

二次会でカラオケに行った3人は、高校時代に流行っていた2000年代のヒット曲を歌って大盛り上がり。その合間、遥がサラリーマンらしき若い男たちにナンパされた。

遥が断ると、男たちは「ババア」と悪態をつく。それを聞いた麻紀はブチ切れ、サラリーマンたちを厳しく詰めて説教する。

「“消火器事件”を思い出す」と言って笑い合う3人。高校時代の気持ちに戻って騒いだ3人は、また集まろうと約束して解散した。

麻紀(仲里依紗)、遥(のん)、薫子(深川麻衣)は東京で必死に生きていた

帰宅した麻紀は宗司に「宗太が小学校に入ったら仕事に復帰したい」と話す。しかし、宗司は「麻紀がいなければ自分と宗太は何もできないし、宗太が中学に入るまでは家にいてほしい」と言って取り合わない。麻紀も、それ以上何も言えなくなってしまう。

薫子は義孝に「遅くなったから駅まで迎えに来てほしい」と連絡。しかし、義孝にはスルーされて1人で帰ってくる。

1人暮らしのアパートに帰った遥は、恋人もいない孤独な現状をかみしめていた。

別の日。麻紀は、宗太が通う幼稚園から連絡を受けて駆けつける。宗太と女の子がおもちゃの取り合いになり、かんしゃくを起こした宗太が突き飛ばしたと聞いて、平謝りする麻紀。

麻紀は宗司に、宗太が起こしたトラブルを報告。さらに、女の子の保護者から宗太に発達障害の検査をしたほうがいいと勧められたことを話す。

宗太の日頃の行動から心当たりがある麻紀は、発達障害の可能性についてしっかり調べる必要があると考えていた。しかし、宗司は聞く耳を持たない。

麻紀は1人で、発達障害のことを調べ始める。

遥は職場の女性から頼まれて、成り行きで合コンに参加。30代半ばの男性たちと20代の女性たちで盛り上がるなか、浮いてしまう遥。彼女は、自分の年齢を思い知らされる。

薫子は体調がすぐれず、ひんぱんに吐き気をもよおすようになっていた。妊娠検査薬の陽性判定に、薫子はがく然とする。

何もかも思い通りになるはずだと夢を抱く高校生だった3人は20年経った今、“あの頃の未来”に立っていなかった。それでも、3人は東京の街で必死に生きていて――。

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