桐山の部屋に入った河口たちは、不正な資金や薬物の受け渡しが行われていたと推理。圭も薬物が入っていたのと同じ紙袋を持っていたという管理人の証言を聞いた絵梨子は、圭が身分を偽って運び屋をしていたのではないかと疑う。

クラブ「アリアス」で女性に声をかけ、運び屋のバイトを探していた桐山の背後にいる“元締め”の情報を得るために、山梨の圭の自宅に向かうことになった鴨居。夏海と絵梨子も同行することになるが、綾子に圭の“本当の姿”を告げるべきかどうかで、夏海と絵梨子の意見は割れ…。

そのまま3人が乗った車は、綾子の自宅に到着。鴨居は圭のアパートへの立ち会いを願い出るが綾子に拒絶されてしまい、夏海が綾子のもとに残り、鴨居たちは先にアパートに向かうことになった。

夏海(小池栄子)は、息子の幸せを祈るあまりに彼の本当の姿を拒絶した綾子(神野三鈴)の後悔を知り…

息子が犯罪に関わっている可能性があると知り、動揺を隠せない綾子。しかし塾を経営しながら女手ひとつで圭を育ててきた綾子は、圭に限って女装をしたり犯罪に関わったりすることはないと頑なな態度を崩さない。

一方、鴨居と絵梨子は圭のアパートで大量のスーツケースを発見。そんななか桐山が逮捕され、クラブの事故の原因は客の勘違いから派生した集団パニックだったこと、彼が運び屋の女性たちにサプリだと嘘をついて薬物を運ばせていたことが明らかになった。

女装にはお金がかかると踏んで、圭に声をかけたと証言する桐山。スーツケースに詰め込まれていた圭の衣装などを見た絵梨子と鴨居も、圭は純粋に女装を楽しむなかで犯罪に巻き込まれたと分析する。

そして夏海は、介護の仕事について書き留めたノートのハロウィンの記述に注目。圭はハロウィンの仮装で、幼い頃の学芸会のうれしかった記憶を思い出していた。

再び綾子の元を訪れ、圭が学芸会を「楽しかった」ではなく「うれしかった」と振り返っている理由を問いかける絵梨子。すると綾子は、圭が劇で魔法使いのおばあさんを演じた際に、褒めてあげたことを思い出す。

自分を捨てた圭の父親を見返すためにも、圭にはいい学校に入りいい仕事に就いて結婚するという“幸せな人生”を送ってほしかったと語る綾子。しかし勉強が苦手な圭を、綾子は認めることができなかったという。

そして3年前、心は女性だとカミングアウトした圭ことのことも、突き放してしまった綾子。それを機に圭が家を出て行き、綾子は後悔し続けていた。

そんな綾子に、地元で介護士として働く時間も、東京で女装して過ごす時間も大切にしていた圭を受け止めてほしいと訴える夏海。それでも圭が生きていると抵抗する綾子を、夏海はそっと抱きしめた。

夏海と絵梨子に付き添われて圭を迎えに行くことができた綾子は、圭の遺体と共に山梨に帰っていく。

その後、一緒に食事に行った鴨居から夏海のことが気になるなら直接聞いてみればいいと言われた絵梨子は、夏海の家を訪れることに。

夏海が自分の秘密を抱えきれなくなったのではないかと直感した絵梨子は、夏海にカウンセリングを提案。夏海は拒否しようとするが、絵梨子の言葉を受けて娘とかつての上司・山崎創(渡部篤郎)の思い出が脳裏によみがえり…。

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