傘の出番も多い梅雨の季節。皆さんはどんな傘の持ち方をしていますか?
街で聞くと、まっすぐだったり、斜めだったり…傘の差し方も十人十色。一方、同時に聞こえてきたのは「ぬれてしまう」という悩み。
70代男性:
よくぬれるのは左肩ですね、こう(右手に持って)差すから。
12歳男児:
肩に乗っけて、楽に持ってる。でもぬれます、ここらへん(前側)がめっちゃぬれます。
40代女性:
後ろより前が多めに傘をかぶせる感じで(差している)。背中は見えないのであんまり気にしない。ぬれてるなっていうのはしょっちゅうです。
そこで『ノンストップ!』は、傘のプロにぬれない持ち方を教えてもらいました。
ぬれない傘の持ち方“クロス持ち”
東京都洋傘協同組合 須藤宰理事長:
雨の日にぬれないようにするには“クロス持ち”がオススメです。
クロス持ちとは、傘を持つ腕を、体の中心線より反対側へ少し移動させる持ち方。
こうすることで傘の下の空間をより効率的に使うことができるといいます。
実際にどれほど違いがでるのか?人工的に雨を降らせる施設で検証してみました。
ノーマル持ち、クロス持ち、それぞれの差し方で雨の中1分間、歩いてみると…その差は一目瞭然。ノーマル持ちでは腕がぬれてしまいましたが、クロス持ちでは、ほとんどぬれていないという結果に。
水はね・泥はねしない歩き方
さらに、水がはねやすい“ペタペタ歩き”や、“引きずり歩き”をしている人から聞かれたのは、水はねや泥はねが気になるという足元の悩み。
しかし、ウォ-キングのプロ・坂田純子さんによると、歩き方を変えるだけでその悩みは解消されるというのです。その名も…。
日本ウオーキング協会 健康ウオーキング指導士 坂田純子さん:
“スモール・ローリング・ウォーキング”です。
泥はねしない水はねしない歩き方っていうのは、足の裏をうまく転がすっていうことなんですね。かかとから着地して、親指の付け根の方に足を転がす。
かかとの中央のちょっと前側で静かに着地していくと泥はねしにくいので。膝を曲げて小股で歩くっていうところがポイントになってきます。
実際に、ローリング法を使った歩き方と引きずりやペタペタなどの好ましくない歩き方を比べてみると、ぬれた地面を1分ほど歩いただけで、好ましくない歩行ではズボンの裾がぬれてしまったのに対し、ローリングを使った歩行ではほとんどぬれておらず、かなりの差が出ました。
まだまだある、雨でぬれないためのテクニック。日本における傘の第一人者がきょうからできるテクを伝授します。
風が強い日には“ローポジション”がオススメ
堀池亮介アナウンサー:
設楽さんは普段傘はどのように持たれていますか?
MC 設楽統:
あんまり意識してないんですけど…雨の降り方によって雨が降ってる方にしますけど、(少し前の方に倒して)顔をわりと守るタイプですかね。
堀池アナ:
東京都洋傘協同組合の須藤宰理事長によると、風のない日は“クロス持ち”がオススメだということですが、風がある日には“ローポジション”で持つのがオススメだそうです。
風が強い日は、ハイポジションで持つと横殴りの雨でぬれてしまい、高い位置で腕も疲れてしまいます。
東京都洋傘協同組合 須藤宰理事長:
実はハイポジションの時って結構多いんですよ。人がたくさんいらっしゃる時にはどうしても傘を高く持ってぶつからないように気を使ってらっしゃいますね。
ですが、ローポジションでしっかりと体の中が包み込まれるようにした方が傘も安定しますしぬれにくいです。
堀池アナ:
台風の時だったらまた持ち方って変わってくるものなんですか?
東京都洋傘協同組合 須藤宰理事長:
風がものすごく強い時は(前に)斜め持ちになるんですが、「はじき」というところ(傘の開閉を固定する部分)を外して傘を緩めた状態で持っていただくと傘の負担もすごく少ないですし、ひっくり返ることも少ないですし、ちょっとバサバサしますけれど、これがオススメですね。
堀池アナ:
傘を張ってしまうとその分、風の影響を受けやすいので、台風の時などは少し緩めるということですね。
傘で意識したい「親骨」
傘は骨の本数が多いほど円形に近づき、雨を遮る面積が大きくなります。
須藤さんによると、8本骨以上の傘を持つのがオススメだということです。
ハイヒール・リンゴ:
リュック派なんですけど、リュックがどうしてもぬれるのはどうしたらいいの?
リュックを持つ時はこの“親骨意識持ち”がポイント。
東京都洋傘協同組合 須藤宰理事長:
親骨というのは長い細い骨のことを申し上げるんですが、(親骨が)自分の目の前にあると、(自分の顔と親骨との)同じ空間が後ろにも発生しますので、リュックが突出してますからこの空間でぬれにくくなるんです。それに加えてローポジションにしますと、よりぬれにくくなります。
これが違うとどのくらい差が出るのか。
親骨60cmの傘で測ってみたところ、骨と骨の間の生地に沿って測った直径が約110cmで、親骨を正面にして親骨に沿って測った直径約117cmという差が出ました。
これにより、リュックを背負っているときなどは前後の幅を取れるということです。
横澤夏子:
私はトートバッグかハンドバッグ派なんですよ。だいたい傘の柄の部分にかけて、重たくてしょうがないっていう状態なんですけど。ぬれない方法を知りたいです。
東京都洋傘協同組合 須藤宰理事長:
トートバッグやショルダーバッグは肩にかける形で持たれることが多いと思いますが、体に比較的フィットしてますから、親骨をちょっとずらしていただいて、三角形の中心のところを前にしていただくと包み込まれるような感じになりますから、自分もバッグもぬれにくくなります。
(『ノンストップ!』2026年6月23日放送より)
