真澄は林田に、須崎を知っているかと尋ねる。林田は須崎を知っていたが、亡くなったことは知らなかった。林田は、須崎との関係を語る。
罪を犯して刑務所に入り、出所しても安い日雇い仕事しか見つからず金に困って、また犯罪に手を染めるという悪循環に陥っていた林田。服役中に親を亡くしていた。
3ヵ月前、林田は須崎のアパートに空き巣に入った。林田が部屋の中を物色していると、須崎が帰宅。須崎は、林田に3万円を渡して「その金でメシを作ってくれ」と頼み、残った金は自分のものにしていいと言う。
須崎に自分の父を重ねた林田は、スーパーで買い物をしてカレーを作り、2人で一緒に食事。その日以来、林田は毎週金曜日の夕方に須崎のアパートを訪れ、買い物をして食事を作るように。
林田は、須崎と会うことが楽しみになり、対する須崎は林田が来た日、カレンダーに赤い丸を書いていた。
真澄(ディーン・フジオカ)と由季子(川床明日香)が導きだした須崎(小宮孝泰)が亡くなるまでの過程
ある日、須崎は林田を「お前はまだやり直せる。だから二度と罪を犯すな」と諭す。しかし林田は、再び空き巣に入ってしまう。
もしもう一度罪を犯したら、二度と許さないと言っていた須崎。そのため、もう合わせる顔がないと、林田は須崎を訪ねなくなっていた。
由季子は林田に、須崎がカレンダーに林田が来た日に赤い丸をつけていたことを伝え、須崎にとって林田が来た日は良い日だったのだろうと告げる。
そして、これまでの調査で導き出された、林田が来なくなってからの須崎の様子を語る由季子。
須崎は、林田が来なくなった金曜日に1人でスーパーに行った。そのときに転倒し、硬膜下血腫を発症。自覚のないまま症状が進み、次第に体の自由が失われて動けなくなった。
由季子の話を聞いた林田は、自分のせいで須崎が亡くなったと自責の念にかられる。
須崎の死因は心身のストレスが原因で起こる、たこつぼ型心筋症だった。真澄は、須崎は林田に会えなくなったことがストレスだったのではないかと言う。
林田が訪れなくなってから、須崎の病状は徐々に進行。動けなくなった須崎は、近くにあったメモに「許さない」と書きなぐった。
金曜の夕方、インターホンが鳴り、林田が来てくれたと思ったであろう須崎。しかし、もう右腕しか動かず、右腕で必死にはいつくばりながら玄関へと向かった。
そのとき、須崎の右腕に全体重がかかり、畳でこすれて傷ができた。
もう少しで玄関にたどり着きそうなところまで着た須崎は、ドアの向こうから家賃の催促をする大家の声を聞く。林田ではないと知った須崎は、そこで息絶えた。
号泣する林田に、由季子は「須崎さんは、林田さんにまた来てほしかったんだと思います」と告げた。
実家で父のために家事をしていた由季子は、赤い丸が書き込まれたカレンダーを見つける。
赤い丸は、由季子が訪れた日についていた。父の思いを知った由季子は、茂から「もう来なくていい」と言われても「また来るね」と答える。
由季子はMEJメンバーに、父とメッセージアプリで連絡を取るようになったと報告。にぎやかに話している一同に、麻帆は「MEJは今月末をもって閉鎖することになりました」と言い渡し――。

