水10ドラマ『LOVED ONE』は、日本社会が抱える「死因不明」という闇に真正面から切り込み、“遺された痕跡”を手がかりに、隠された真実とその人が生きた証を解き明かしていく法医学ヒューマンミステリー。
誰かの家族であり、恋人であり、友人であったはずの遺体(=LOVED ONE/“誰かに愛されていた存在”)。彼らが残した、声なき最後の痕跡をたどりながら、新たに結成された法医学専門チーム「MEJ(メディカルイグザミナージャパン)」のメンバーが、数々の難事件に挑んでいく姿が描かれます。
2026年6月10日(水)に放送される第9話のあらすじを紹介します。
『LOVED ONE』第9話
アパートで孤独死した老人の遺体が発見された。
倒れていた老人は須崎秀夫(小宮孝泰)、75歳。持病による自然死も考えられるが、室内には「許さない」と書き殴られた1枚のメモが残されており、刑事の堂島穂乃果(山口紗弥加)たちは他殺の可能性も視野に捜査を始める。
連絡を受け、桐生麻帆(瀧内公美)とともに現場に到着した水沢真澄(ディーン・フジオカ)は、須崎の後頭部に残された外傷の痕に目を留める。
その後のMEJでの解剖により、傷は亡くなる2週間ほど前のものだと判明。さらに腕の擦り傷や慢性硬膜下血腫など、複数の症状が見つかるものの、どれも決定的な死因には結びつかない。
須崎の境遇に思いをはせるなか、麻帆は「“どうすれば須崎さんを救えたか”を考えるのも、MEJの役割かもしれない」と静かに語る。
検査技師の吉本由季子(川床明日香)は、孤独のなかにいた須崎の姿に、定年退職の直後に妻を亡くした自身の父・茂(遠山俊也)を重ね合わせていた。
1人で暮らす実家の父を心配し、毎週通っては部屋を片付け、料理を作り置きして帰る由季子。その話を聞いた真澄は、彼女に事件現場を見てほしいと告げる。
そして須崎の部屋を訪れた由季子が気づいたのは、ささいな違和感。しかしそれが、誰も知らなかった須崎の“生前の姿”を、浮かび上がらせていく。
一方、真澄は拘置所で、ある人物との面会を果たすのだった──。

