真澄、麻帆、穂乃果と部下の刑事・井川薫(上川拓郎)は、春香の友人・棚原梢(蓮佛美沙子)の家を訪ねる。梢は、火災の第一通報者でもあった。

梢に話を聞くと、春香とは幼いころからバドミントンでコンビを組んでいた関係で、今も仲が良かったのだという。真澄は、部屋に飾られている2人の写真を見る。

梢は、火災当日のことを語る。梢と春香はドライブをしていて、春香の家でお茶をしようと帰ってきたところ、火事に遭遇。窓際で泣き叫ぶ夏海を見つけた春香は、自ら炎の中へ。梢の証言は、目撃者の証言と一致していた。

梢は康行と高校の同級生で、康行を春香に紹介したことで2人は結婚したという。

穂乃果は、春香が幼い夏海を家に残して外出したことや、親友を亡くした梢が冷静だったことに疑念を抱く。

穂乃果からの指示を受け、梢のマンションを張り込んでいた薫は、梢と康行が一緒に出てくるところを目撃。聞こえてきた会話の内容から察するに、2人は不倫関係のようで…。

穂乃果(山口紗弥加)を支える恩人・高坂(古田新太)との絆

MEJでは、法医学者・本田雅人(八木勇征)、高森蓮介(綱啓永)、松原涼音(安斉星来)と検査技師・吉本由季子(川床明日香)が遺骨を丹念に調べていた。しかし、どれだけ調べても夏海の遺骨は見つからない。

麻帆は真澄に頼まれて、警察に行方不明者のリストを取りに行く。そこで、めずらしく早く仕事を終えて帰ろうとしていた穂乃果に声をかけられた。

「オトコに会いに行く」と笑って去っていく穂乃果。彼女に恋人がいると思い微笑ましく見送る麻帆に、薫が事情を説明する。

穂乃果は、慕っていた先輩刑事・高坂剛(古田新太)の墓参りに行ったのだった。

若い頃の穂乃果は男性社会の警察でうまくいかず、悩んでいたという。そんななか、容疑者を取り逃がすというミスをしてしまった穂乃果。

落ち込む穂乃果に、高坂が声をかける。穂乃果が犯人を取り逃がしたのは、現場に居合わせた事件と無関係の家族を守ろうとしたからだった。

高坂はそのことを知っていて「お前はそれでいい。俺たちは誰かの大切な人を守るためにいる」と言って穂乃果を励ました。その後、高坂は通り魔犯に狙われた子どもを守ろうとして、殉職していた。

穂乃果にとって高坂は相談できる唯一の人であり、何かあると高坂の墓参りをしているという。

MEJでは、遺骨のDNAと夏海のDNAを鑑定した結果、生物学的に親子関係がないと判明する。

真澄は、これまで集まった証拠や事実から、考えをめぐらせる。ある仮説にたどり着いた真澄はMEJメンバーに、もう一度遺骨を調べてほしいと頼む。

穂乃果が梢の事情聴取を行い、真澄も立ち会う。真澄は梢に、調べていた遺骨の身元が春香ではなく、梢と康行の同級生・立野実和(福田沙紀)だったと告げる。実和は、火災が起こった日から行方不明になっていた。

春香と実和は、梢が経営する歯科クリニックに通院。梢はその立場を利用して2人の歯形のカルテを入れ替え、実和の遺骨を春香のものに見せるよう偽装した。