――今作のサブタイトルは「満たされない心の行方」ですが、礼さん自身の現在の心の満足度はどの程度でしょうか?

これは昔から自分の良いところであり、悪いところでもあると思うのですが、どこまでいっても満足できない自分というのがいて。「満たされちゃいけない」と思っている自分と、「満たされてるって認めてあげたら?」と思う自分がいる感じです。

「お前はまだだぞ」と思う自分のほうが大きいですが、年々いろいろな方から「今日はここまでできたって自分を認めてあげな」と言われる機会が増えてきたので、そろそろそう思えるようになりたいです。

礼真琴「良くも悪くも、周りの空気をくみ取る」

――では、周囲の笑顔のために心がけていることはありますか?

これも昔からのクセだと思いますが、良くも悪くも、周りの空気をくみ取ります。その感覚が良く働くときは、それこそ自分も満たされた気持ちになりますが、先々のことを考え過ぎて空回ってしまうときもあります。

でも、舞台に立つ身としては、お客さまが喜んでくださることをするだけなので、「人のために」という考えは役者である自分の一部でもあるのかなと思います。

――それは生まれ持った気質のほか、宝塚で培った部分もあると思いますか?

もちろん、あります。在団中は、コロナ禍でなかなか上演できないという経験をしました。それでも何とか幕を開けることができて、お客さまが来てくれて…ということのありがたみをずっと感じてきたので、それが一つひとつ積み重なり「人のために」という思いに至っていると思います。

『ザ・ノンフィクション』無料配信

YouTube「フジテレビドキュメンタリー」では、『ザ・ノンフィクション』の予告を配信中。4月26日(日)14時~「100億円男の人生相談~満たされない心の行方~」予告。

4月5日・12日放送「上京物語2026 前・後編」(語り:MOMONAさん)が5月10日まで、4月19日放送「僕と師匠とチンドン屋~24歳 令和の師弟物語~」(語り:古川琴音さん)が5月17日まで、TVerFODで無料配信中です。