MEJでは、由季子から詳細な解剖結果が伝えられる。
その結果から真澄は、遺体から腐敗ガスが発生して異様な匂いを放ち、そのガスによって遺体が膨張し、その後ガスが抜けるときにけいれんのように動く死後変化が起こったと考える。
広野の遺体の謎を解くピースがまだ足りないと考え込む真澄。そのとき、本田から電話が入る。本田の報告を受けた真澄は考えをめぐらせ「ピースがそろうかもしれません」と、ひらめく。
真澄(ディーン・フジオカ)が突き止めた、転落死の意外な原因
真澄と本田は、武村の取調べに立ち会う。真澄は、遺体の腕と足に残ったこすれたような傷から、広野が事件現場にあったマンホールに落ちて亡くなったと考えていた。
遺体から検出された粉末は硫化水素と炭酸水素ナトリウムで、下水道内部の硫化水素とその匂いを抑える炭酸水素ナトリウムと一致。武村は下水作業員だった。
本田は、広野と武村の関係を突き止めていた。
半年前、武村の娘・優実が明和大学病院に緊急搬送。優実を最初に診察したのが、当時研修医の広野だった。
広野は、優実を軽い虫垂炎と診断。しかし、優実は3日後に亡くなった。武村は、広野に怒りをぶつけ、何度も病院を訪れて医療ミスだと言い続けた。
優実の死の一番の原因は手術中の止血処置のミスだと考えた広野は、今林に武村への謝罪を主張する。しかし今林は、病院としてミスは認められないという態度だった。
それでも広野は、医療事故の隠ぺいを画策する病院を告発する準備を進めた。
武村の部屋からは広野が書いた病院に対する告発状が見つかり、武村は広野の意思を知っていた。なぜ広野を殺したのかと本田に問い詰められた武村は、真相を語り始める。
広野から「会いたい」と連絡を受けた武村が病院を訪ねると、桃香と楽しそうにする広野を見てしまう。武村は、広野が良い医者として子どもに慕われ、幸せな生活を送っていることが許せなかったという。
事件の夜、武村から呼び出された広野は、武村に病院を告発することを伝えようとしていた。しかし、武村は話を聞かず、ふたを外しておいたマンホールに広野を突き落とした。
その後、落ちていたカバンから告発状を見つけた武村は、広野の真意を知る。急いでマンホールから広野を引き上げたが、すでに亡くなっていた。
真相がわかっても、やりきれない思いでいっぱいになる本田。真澄は本田に「事件の手がかりをくれたのは広野さんだとも言えます」と告げる。
武村は、広野の遺体を隠さなかった。それは、広野の遺体が死後変化でけいれんしたからだった。死んだはずの広野が動き出し、自分をにらみつけていると思った武村は怖くなり、そのまま逃げだしたと自供。
遺体のけいれんは奇跡的なことであり、遺体が処理されていたら真相にはたどり着けなかったかもしれないと語る真澄。本田は「最後まですごいヤツだった」と広野を悼み、涙を流す。
その後、麻帆の尽力により、明和大学病院の医療ミスは公表されることになった。
ある晩、真澄は、女性をターゲットにした連続殺人事件に関するネットニュースを見ていた。真澄は複雑な表情で、引き出しから“白峯女子連続殺害事件”の資料を取り出す――。

