――真澄を「かわいらしさのある人物にしたい」と考えているそうですが、その点でこだわっているところはありますか?

役のリアリティを作る上で、アメリカで検死に長く携わってきた日本人医師、トーマス・野口さんがどのようなキャリアを歩まれたかを参考にさせていただきましたし、医療監修の先生やその道のプロの方とお話しをするなどして準備してきました。

その前提を忘れるわけではないですが、キャラクターとして「ちいかわ」みたいな存在になるといいなと思って、いつもちいかわグッズを身近に置いています(笑)。このドラマについて語ると難しい話になりがちですが、ちいかわの精神は忘れずに、バランスをとっていきたいですね。

――公式コメントに「“命”を扱うテーマであることに、強いご縁を覚えた」とあったのが印象的でした。

僕の個人的な話なのですが、ここ何年か身近な友人・知人が急に旅立つことが重なっていたので、今の自分だからこそまっすぐ向き合える作品ではないか思ったんです。法医学の視点だけではなく、その人が愛し愛された、生きた痕跡にまで踏み込んでいく『LOVED ONE』は、自分にとってしかるべきタイミングで出会えた作品だと思います。

LOVED ONEという言葉に引き寄せられるのは自分だけではなく、キャスト・スタッフのみなさんもきっとそうでしょう。それぞれに特別な思いを抱えているのだろうと感じるくらい、毎日手応えを覚えながら撮影しています。

ディーン・フジオカ 瀧内公美と“ちいかわvsスンスン”モノマネ対決!?

――MEJのセンター長で厚生労働省の官僚・桐生麻帆役の瀧内公美さんとのバディも見どころです。瀧内さんの印象を聞かせてください。

公美ちゃんは現場を明るくしてくれる、活力になっています。僕はセリフの量、役作り、手がけている主題歌にかかりきりなのですが、彼女が場を和ませてくれています。

でも、麻帆という役への向き合い方は真剣勝負そのもの。お芝居に対する姿勢に刺激をもらい、「お芝居って楽しいよね」ということを再認識させてもらっています。彼女は『LOVED ONE』にとって、なくてはならない存在だと思っています。

――撮影の合間は、どのような話をしていますか?

もう大体アホな話ですよ(笑)。パペットスンスンのモノマネをする瀧内公美と、ちいかわのモノマネをするディーン・フジオカ…「スンスンvsちいかわ」のような感じになっています(笑)。