ジェシー 亮子(趣里)に振り回される杉浦の演技プランは「リアクションを強めに」

──演じる役の魅力を聞かせてください。

趣里:あきらめないところです。亮子は、真実までたどり着いて、裁判に勝つという信念があって。だから、みんなが振り回されながらも「この人に任せたい」と思うような引力があるキャラクターだと感じます。

ジェシー:杉浦は優しいと思います。なんだかんだ言いながら結局、亮子についていって一緒に仕事をするんです。

それは、亮子を心配する気持ちもあるからと思いますが、そういうところは魅力的なのかなと。

──亮子と杉浦は、どのような関係なのでしょうか?

『モンスター』第1話より

ジェシー:亮子は、もともと断るはずだった案件も勝手に引き受けちゃうんですよ。

趣里:全然人の話を聞かないで、仕事を始めますからね(笑)。

ジェシー:亮子がどんどん進んでいくから、杉浦も仕方なくついていって。最後には、亮子のやることを認めて、任せることになるんですけど。

趣里:私は振り回す側ですけど、振り回されるのは大迷惑でしょうね(笑)。

ジェシー:亮子は、見ていてハラハラしますよ。「どこに行くの!?」という感じ。

趣里:分かります。亮子はどうするつもりなんだろう?って思いますよね。

杉浦さんは、自分が亮子より先輩だと思っているんですけど、司法試験に受かって弁護士になったのは亮子のほうが早くて。弁護士の世界では、司法試験に受かった順番で先輩後輩の序列が決まるそうなんです。

亮子は、事務所に入ってきた順番としては杉浦さんより後輩だけど、司法試験に受かった順番としては自分のほうが先輩だと分かっていながら黙っているところも面白いなと思っていて。それは、亮子が俯瞰でものを見ているからというか、どちらが先輩なのかとか、別に気にしていないのかな、と。

『モンスター』第1話より

あと、最初は自分の信念に従ってやることを強引に手伝ってもらうというスタンスだった亮子が、徐々に杉浦さんが信頼できる人だと分かっていく感じもありますね。

ジェシー:杉浦も最初は亮子のことを後輩として見ていたけど、亮子のすごさに気づいて「この人にはかなわないな」となっていくんです。

挫折を知らずに生きてきた杉浦は、亮子と出会って今まで経験してこなかったようなことに直面するので、演じるうえでは、あまりにも破天荒な行動をする亮子に対してのリアクションを強めに出していこうと思っています。

趣里:亮子は、証拠集めや聞き込み調査のために身分を隠して潜入するなど、とんでもない行動力で杉浦さんを引っ張っていって、結果で示すという人ですからね。亮子のすごさを見せられるように、私は頑張らないといけないですね(笑)。

──そういう関係性を、どう表現するかなど今考えていることを教えてください。

趣里:ジェシーさんとお芝居させていただくのは初めてなので、お互いにどう出るのかなと思っていて…。

ジェシー:そう、分からないですからね!

趣里:何が出てくるか分からない面白さがありますね。今のジェシーさんとの関係と、亮子と杉浦さんの関係を重ね合わせちゃいます(笑)。