ナレーション収録を終えた山下さんにインタビュー。「(親と子)どちらの気持ちにも共感できる」という、それぞれの家族への印象や、親子の距離感、自身の乃木坂46卒業後の人生観などについて聞きました。

山下美月 果敢にチャレンジする同世代に「本当に尊敬。応援しています」

――恵夢さんと江里奈さんを見守っての感想を聞かせてください。

前回の「東京キッチンカー物語」(2024年10月放送)に続き今回も、私と同世代の方がいちから事業を始める、しかもキッチンカーという難しいジャンルに進出していく物語です。前回ナレーションを担当してから、街中でキッチンカーを見かけると、きっと大変な苦労をしながらお店をやっているのだろうなと思うようになりました。本当に尊敬しますし、応援しています。

今回は特に、恵夢さん、江里奈さんそれぞれのお父さんの親心、親子のすれ違いがすごく心に染みました。私もお二人と同じ20代半ばですが、結婚や出産をする友人も増えてきて、現実的な言葉を聞くと、私自身にも言われているような気持ちになりましたし、両親との関係をもう一度省(かえり)みないといけないなと思いました。

――自力で頑張りたい子の気持ちと、つい助言や手伝いをしてしまう親の気持ち、両方に迫りましたが、どう感じましたか? 

私自身は、学生時代から一人暮らしをするなど、いろいろな面で早い段階から自立を求められる仕事に就いたので、当時は「つらいときも親に頼らないほうがカッコいい」という気持ちがすごくありました。心配をかけたくないとか、いいところだけを見せたい、という強がりもあったと思います。

今回登場した2組の親子は、どちらかというと“家族全員協力型”ですよね。微笑ましいなと思うところもありつつ、私はすべて1人でやって失敗も成功も自分の責任にできるほうが楽(らく)かもしれないと思いました。家族みんなであたたかくやっていても、親に負担をかけてしまうと思いながら続けると思うと、確かに恵夢さんも江里奈さんもちょっとしんどいだろうなと。

でも、それは親の立場からすると関係ないのかもしれません。やっぱり、いくつになってもかわいい娘を、自立するまで見守ってから送り出したいという親心もあると思いますし。どちらの気持ちにも共感できる話だなと思いました。

――キッチンカーでの成功を夢見るも、なかなか思い通りにいかない2人の物語ですが、山下さんは乃木坂46を卒業してからの約2年間は、思い描いた通りになっていますか?

全然なっていないです。でも20代後半になって、仕事への向き合い方や考え方はすごく変わりました。もちろん夢を追うことは大事ですが、今回の物語のように、理想と現実のギャップや、年齢的な壁も感じていて。でも、それすらも今はすごく楽しんでいるので、当初の理想とはちょっと違いますが、満足してないということではありません。

――ドラマ『新東京水上警察』(2025年/フジテレビ)の役作りのために1級小型船舶操縦士免許を取得するなど、仕事に邁進している印象です。

10代の頃からお仕事をさせていただいて、今も仕事がすべてというか。自分から仕事を取ってしまうと何も残らないんじゃないか、というのが一番の恐怖なので、20代はとにかくいろいろなものを学んで、吸収して、勉強して働く時間にしたいと思いながら駆け抜けています。

――山下さんのお母様は『ザ・ノンフィクション』の大ファンだそうですね。

そうなんです。先日の「結婚したい彼と彼女の場合〜令和の婚活漂流記2026〜」(2月1日・8日放送)も、母と一緒にTVerで見ようとしたら「私もう見ちゃった」と言われて、「え!?」って(笑)。でも、私と一緒にもう一回見てくれました。

――人気シリーズということで大きな反響を呼びましたが、いかがでしたか?

SNSでもすごく話題になっていましたよね。いろいろな人生があるなと思いつつ、やっぱり久保さん(仮名)には幸せになってほしいです。結婚相談所に登録すること自体が、努力していらっしゃる証だと思います。どうか幸せになれるように願っています!

『ザ・ノンフィクション』無料配信

YouTube「フジテレビドキュメンタリー」では、『ザ・ノンフィクション』の予告を配信中。2月15日(日)14時~「父と娘のキッチンカー物語 前編~走り出した夢の行き先~」予告。

2月1日・8日放送「結婚したい彼と彼女の場合~令和の婚活漂流記2026~前・後編」(語り:小雪さん)が、2月22日までTVerFODで無料配信中です。