山梨県富士吉田市にある、富士山と五重塔が一望できる人気の観光スポット、「新倉山浅間公園」。
毎年春には「桜まつり」が開催され、約20万人の観光客が訪れていましたが、近年、増えすぎた外国人観光客による“迷惑行為”が深刻化。
富士吉田市は、2月3日。「市民の静かな暮らしが脅かされている」として、2026年の「桜まつり」中止を決定しました。
地元の飲食店のオーナー:
商売をやらしてもらっていると、(観光客が増えるのは)うれしいんですけど。ただ、交通ですとかそういうこと考えると、“オーバーツーリズム”ということで、市がそういう方針を取ったのは、理解できるかなと。
カナダから来た観光客:
(マナーの悪い観光客がいるのは)残念だね。他の観光客まで悪く見られてしまうから。
勝手に軒下で休憩…家屋に侵入未遂も
具体的にどのような迷惑行為が横行しているのでしょうか。現地を取材したスタッフがまず耳にしたのは、「住宅の敷地内への無断侵入」です。
敷地内に無断で侵入された住人:
きっと団体だったでしょうね、家族みたいなのがここに座って。私が立っていても、何も(言わない)。
敷地内でたばこを吸っている観光客を見つけて注意したという人は、驚きの行動を目にしたといいます。
敷地内に無断で侵入された住人:
(敷地内の排水溝の前で)ここでタバコを吸っていて…、どこに捨てるのかな?と思っていたら、この中(排水溝に)捨てたから。ダメだよと言って取らせた。火がついていて捨てたから…。
中には、突然玄関を開けて、“屋内に侵入しようとしてきた”というケースも…。
敷地内に無断で侵入された住人:
10日ほど前かな、何も言わずに玄関を開けて…。色々と荷物を持って(家に)入ろうとしていたということです。怖いですね…突然ですからね。
さらに、富士吉田市によると、「住宅の庭先で排泄行為やそれを注意した住民に対して騒ぎ立てる」といった事案も確認されているといいます。
敷地内に侵入するだけでなく、無断でレンタカーを止められたという人もいました。
車を無断で止めていったのは、外国人観光客と見られる2人組だったといいます。
無断駐車された住人:
レンタカーの車が普通に夜に駐車しているんですよ。勝手に無断で。
警察に言ったりして対応はしますけど…。(車に戻ってきたときに)軽く怒ったら逃げちゃったんですけど…。怖いなという思いはありますよね。
もちろん、「桜まつり」が中止になったからといって、観光客が大幅に減って、迷惑行為による被害が解消されるというわけではありません。
今後、富士吉田市は、花見シーズンについて、安全対策と混乱防止のため、警備員を増員し、臨時駐車場や仮説トイレを設置するとしています。
富士吉田市富士山課 勝俣美香観光担当課長:
いろんな課題がありまして、これがいつできるかということは、本当に分からないですけれども。やっぱり有料化とか、そういうことを考えて進めなければというふうには思っています。
(『サン!シャイン』 2026年2月6日放送より)
