日本時間2024年9月30日に行われた、ロサンゼルス・ドジャースとコロラド・ロッキーズのレギュラーシーズン最終戦。前人未到の記録を更新し続けた、大谷翔平選手(30)が、最後も魅せてくれました。
1番指名打者で出場した大谷選手は、ライト方向へのヒットを放ち、12試合連続ヒットをたたき出すと…。
さらに、盗塁をひとつ成功させ「54-59」54本塁打59盗塁に記録を伸ばしました。
三冠王には、あと一歩届きませんでしたが、最終的には打率.310、54本塁打、59盗塁、130打点。
さらには、MLBで日本人初の“トリプルスリー”(打率3割・30本塁打・30盗塁)も達成と、圧倒的な記録を残してレギュラーシーズンを終えました。地区優勝という形でレギュラーシーズンを終え、ドジャースの監督であるロバーツ監督は…。
ドジャース デーブ・ロバーツ監督:
(対戦相手がどこであれ)我々はどのチームよりも闘争心を持っている。団結して、あと11勝しよう。
3年連続の地区優勝を決めたドジャース。大谷選手はメジャー7年目にして初めて“シャンパン・ファイト”を経験し、ワールドシリーズ制覇へ英気を養いました。
元メジャーリーガー川﨑宗則氏が語る大谷翔平のスゴさとは?
レギュラーシーズンが終了し、次は“ワールドシリーズ制覇”を目指す大谷選手。
元メジャーリーガーの川﨑宗則氏は、大谷選手のレギュラーシーズンをこう振り返ります。
――数々の記録、地区優勝と素晴らしいシーズンでしたね
元メジャーリーガー 川﨑宗則氏:
本当に僕らの予想を毎日どんどん超えて、すごく素晴らしいシーズンでした。
――ホームランに盗塁とすさまじい記録ですよね?
今まで、ホームランを50本以上打つバッターはいました。でもここまで走れる人はいないんです。これがすごいことで、一塁から盗塁だけではなく、本塁まで帰ってくる。
味方のヒットで打点を付けてくれる“チーム思い”の選手でもあるのです。こういうところも評価されてほしいと僕は思っています。
――数々の素晴らしい記録がありますが、特に注目した記録はありますか?
やはり、盗塁もすごかったですけれども、私はやはりホームランですね。54本と50本超えです。すごいですよ54本という記録は。
ドジャースの本拠地はなかなかホームランが出にくいと言われている球場の中で、54本ですから。本当に素晴らしかったです。
川崎宗則氏によると、10月6日から始まるポストシーズン(プレーオフ)の初戦となるディビジョンシリーズ(地区シリーズ)では、大谷選手の“短期決戦の強さ”に期待ができるといいます。
――大谷選手、短期決戦の方はどうですか?
元メジャーリーガー 川﨑宗則氏:
大谷選手は短期決戦で活躍できます。これはWBC(ワールドベースボールクラシック)で証明されています。翔平さんに関しては、なんの問題もないと思います。ただチームですよね。翔平さん一人では勝てないので、チームがどれだけいいプレーができるかが鍵になってくると思います。
さらに、ドジャースの心配材料である投手陣にもこう述べました。
――ドジャース投手陣は大丈夫ですか?
元メジャーリーガー 川﨑宗則氏:
ピッチャー陣が足りないのは間違いないです。でも、この短期決戦になると翔平さんも含め素晴らしいバッター陣がいるので打ち勝つ野球で臨んでほしいですね。
夢のワールドシリーズ制覇に向け、“打ち勝つ野球”でポストシーズンでも大谷選手の活躍が期待されます。
(『めざまし8』 2024年9月30日放送より)