<原嘉孝 コメント>

Season1を通して描かれているのは、「信念」です。欽太にとって、ロンを何とかしてやりたいという強い思いが、すべての行動の原動力になっています。その気持ちが、物語を前へと進めていたと感じています。

一方で、ロン自身も「親仁善隣」という教えや価値観を背負っていて、その考え方が物語の大きなテーマになっています。

両方が重なり合うことで、Season1全体を貫く「核」が生まれているのだと思います。

信念の部分は、自分と欽太はどこか似ている気がします。まっすぐな性格だからこそ、良くも悪くも周りが見えなくなってしまう瞬間があるところは、共通しているかもしれません。

その根底にある正義感や、兄貴分のように仲間を引っ張っていくところについては、僕自身もわりと面倒見がいいほうだと思っているので、そういう点が似ているなと感じます。似ていないところは…まず、あそこまで髪はボサボサじゃないです(笑)。

あと、欽太ほどの甘党でもありません。作中では甘いものを選ぶことが多くて、撮影中は少し体重が増えました。

警察官役は、警察に勤めている友人からのアドバイスを参考に

ネイバーズのメンバーと一緒にいるときの感覚は、とても大切にしています。何年もこの街で彼らを見守り、同じ時間を過ごし、一緒にたくさんご飯を食べてきた。そういう前提を、毎回思い出すことで、自然と表情の緊張もほぐれます。心を許した、どこかかわいい弟分たちと向き合っているような気持ちになれるんです。

事件に向き合う場面では、どうしても眉間にしわを寄せることが多くなりますが、ネイバーズといるときは、役としても自分自身としても、少しリラックスできていた感覚がありました。その空気感があったからこそ、気持ちの切り替えもしやすかったんじゃないかなと思います。

初めての警察官役。警察に勤めている友人がいて、まず基本的なところを教えてもらい、イメージを膨らませていきました。冒頭の回想シーンでは、まだ交番勤務なんですよね。その後、昇進し、実は比較的順調にエリート街道を歩んでいる人物です。そうした流れを整理していくなかで「欽太は、仕事ができる人なんだ」という意識が、はっきりと生まれました。そこから、立ち姿や歩き方、声のトーンなども自然と変わっていった気がします。

回想の中で初めて死体に直面する欽太と、現在の時間軸で死体に慣れている欽太とでは、同じ状況でも受け取り方や立ち居振る舞いが違うはずです。それが伝わるように演じ分けました。

自分が本当に警察官だったら?欽ちゃんと、あまり変わらないんじゃないかなと思います。欽ちゃんを演じてきたことで、彼の人生そのものが、いつの間にか自分の中に入り込んできているのかもしれませんね。

岩清水欽太(原嘉孝)

欽ちゃん以外でいうと、マツのキャラクターに惹(ひ)かれますね。自由な雰囲気を持っていながら、実はとても仲間思いなところがあって、そういう部分に魅力を感じます。熱くてピュアな一面もありますし、自然と周りから愛されるキャラクターだと思います。

僕にとって、家族は、切っても切り離せない存在。真っ先に助けたいと思うのは家族ですし、いつも支えてくれているのも家族だと感じています。誕生日のたびに、今でも集まるようにしていて、集まれないときは、必ず連絡は取り合っています。

「出演している映画を観に行くよ」というやりとりを通して、いつも楽しみにしてくれているんだなと実感します。

人とのつながりで大切にしているのは、できるだけ素の自分でいること。作った自分で人と向き合っても、結局は遠回りになってしまう気がします。だから、裏表を作るのではなく、まっすぐ相手と向き合って、正直にぶつかること。

その積み重ねの中で生まれる関係性こそが、自分にとって大切な「人とのつながり」なんだと思っています。