＜中村ゆり コメント＞
遺品整理のドラマと謳（うた）っているので、まさかこんな展開になるとは、みなさん予想されていなかったみたいで、それぞれの役の背景がいろいろなものを背負っているところに、すごくびっくりしたという意見も多いです。真琴と樹さんも道ならぬ恋なんですが、不思議と「2人が抱えているものに気持ちが移って応援したくなる」という言葉もたくさんいただいています。
私が学生のころから（草彅）剛さんは大スターで、そんな方の相手役を担わせていただけるということで、すごく緊張していたのですが、みなさんもご存じの通り（草彅さんは）すごく穏やかで包み込んでくれるようなやさしさと包容力がある方なので、キャストみんなに緊張感を与えないような現場づくりをしてくださいました。
毎日剛さんと会うと、ホッとする温かさをくださる方だったので、私は本当にラッキーな相手役に巡り合わせていただいたという感謝の気持ちでいっぱいです。
最終回は、それぞれが「みそぎ」を済ませられたというか、御厨ホールディングスも罪を背負ったような企業ではありますが、今までの罪をしっかりと清算できるような決断をしていると思います。
樹と真琴もお叱りを受けるようなことも多かったですが、それぞれがきちんと前を見ながらも、大人としてみなさんに納得していただけるような決断をするので、切なくともいい結末を迎えられているのではないかと思います。
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