小澤竜心さんが初めて連ドラに挑んだ感想と“先輩”との共演の裏側を明かしました。
放送中のドラマ『終幕のロンド ーもう二度と、会えないあなたにー』(カンテレ・フジテレビ系)は、妻を亡くし、幼い息子を育てるシングルファザーで、遺品整理人の鳥飼樹(草彅剛)が主人公。
遺品整理会社「Heaven’s messenger」の仲間たちとともに、孤独死した方の特殊清掃や遺品整理から、依頼主と直接向き合う生前整理まで、さまざまな家族に寄りそっていくヒューマンドラマです。
めざましmediaは鳥飼樹と同じ会社で働く高橋碧(たかはし・あお)役の小澤竜心さんにインタビュー。初めてのドラマ出演や、所属事務所の先輩でもある草彅さんとの共演について前後編にわたって聞きました。
小澤竜心 複雑な過去をもつ碧の心情を表現することが「難しかった」
――出演が決まったときの心境から聞かせてください。
率直に嬉しかったです。でも、未知の世界といいますか、これまで経験のないことなので、「どうやって進んでいくのだろう」とか、「どうやって役に向き合ったらいいのだろう」という不安な気持ちもありました。とはいえ、(草彅)剛さんと、舞台『ヴェニスの商人』に続いて二度目の共演なので、期待のほうが大きかったです。
――出演にあたって、草彅さんからアドバイスなどはありましたか?
特にありませんでしたが、お会いしたときに「今度、ドラマでご一緒させていただきます」と報告したところ「最高じゃん」って返してくださったんです。
いろいろな言葉をかけていただけるのももちろん嬉しいですが、ポンと出たその一言に「あまり気負わなくていいんだ」と救われた気がしました。
撮影に入ってからは、まわりを和ませながら士気を高めていく剛さんならではの温かい空気感と独特のテンポ感で、心地よく過ごすことができました。
――「まわりを和ませながら士気を高めていく」というと、本作の制作発表会見でもキャスト一人一人に話をふっていく名司会者ぶりを発揮していましたね。
楽しかったですね(笑)。剛さんがいらっしゃると、自然と雰囲気にのみ込まれていくんですよね。そんな空気感がとても心地よくて大好きな時間です。
――本作で演じている高橋碧の印象を聞かせてください。
碧は鑑別所を出たばかりということもあって、序盤は心を閉ざしたままなのですが、仕事を通して出会った人たちとのふれ合いで徐々に変化していくので、心情の変化をどう表現していくか、アプローチが難しいなと思いました。
