これこれ!こういうのが本流なんだよ!!からの…
っと、またしても一人で大興奮したところで、今回の第9話なわけですが、まさかまさか、ここへきて急に、「え?そもそも『介護スナックベルサイユ』ってドラマ、そもそもそもそも、こういうので、よかったんじゃ??」という、超本流エピソードをぶちかましてくるのだから油断なりません。
なぜなら、今回の最初のエピソード、「69年前お世話になったおでん屋さんの店主に会いたい」というもので、「離婚して離れ離れになっていた娘の結婚式に出たい」っていう側(ガワ)だけは本流で、オチは「台なし」という亜流にもほどがあった第6話とはまったく異なり(いや、その台なしが最高なんだけども)、側も中身もオチに関しても、これこれ!!こういうの!!こういうのが本流なんだよ!!という、とてつもないノスタルジック感動エピソードに仕上がっているのです。
そして、このエピソードがあまりに素晴らしくて、素晴らしければ素晴らしいほど、なぜ前回まであんなに亜流だったのか?なぜあそこまで遊ぶ必要性があったのか…改めて深く考えさせられる構造…(いや、あんだけ遊ぶから、こその『介護スナックベルサイユ』だよ!?)
とはいえ、さすがの『介護スナックベルサイユ』。これが本流でしょ!と、勝手に納得した次のエピソードで、すべてをぶち壊してきます(褒めてます)。
なぜなら、別にそこまでする必要性はないだろうに、もう、魔法のワインの“ノンアル”があるってだけで十分なのに(しかも効果ほぼなし)、まさかまさか新「SEE YOU IN MY DREAMS」が登場して、今作の根本の設定をぶっ壊してくるのです。
いや、正確にいえば、全然納得性のあるエピソードだからぶっ壊してるわけでもないんだけど、そのワインの登場によって『介護スナックベルサイユ~強引解決探偵ママ編』が作れてしまう、しかも何本も…というほどの、超強力新設定(意味わからん)!!!
しかも、これまで、スナック従業員それぞれのエピソードがときおり挿入されてきて、そのどれもが濃厚で、笑って見過ごせないほどの深刻さがあって、だけどどれもこれも感動的だったんだけど、今回のリラちゃん(森日菜美)のエピソードは、導入からこれまで通りじゃない…つまり、亜流の入りで、そっからニューワインの登場で、物語はさらに混沌としてくるのです!!
ああもう、このドラマ、最高過ぎる!!一生終わらないで!!なんだか、ありがたいから!!という理由だけで、年越し年末除夜の鐘スペシャル見たい!!
おとそ版「SEE YOU IN MY DREAMS」の「あさきゆめみし」登場してほしい(意味わからん)。
