そこに、本部の刑事が怒鳴り込んできた。本部による捜査で、事件当日の深夜0時に辻村と桂が漁港で会う約束をしていたことが発覚したが、碇の聴取後、辻村が姿を消してしまったというのだ。

碇は辻村にアリバイがあったと主張するが、犯行時刻を割り出したのが礼子だと知った本部の捜査員は「素人が捜査を振り回すな」と言い放ち…。

自分を過信し、刑事の真似ごとをして捜査の邪魔をしてしまったと落ち込む礼子。大沢は、船も人間も揺れながらでも進まなければ沈んでしまうと、彼女を慰める。

気持ちを新たに捜査に戻った礼子は、辻村のアリバイを崩すために潮流などの計算をやり直し。そのなかで礼子は、ある事実に気づく。

礼子(山下美月)は“海のプロ”として辻村(田村健太郎)と対峙

“海のプロ”として碇の指名を受けた礼子は、辻村の取り調べに同席。まず碇は約1ヵ月前に産業廃棄物が原因で辻村の船が故障したことを指摘し、桂の会社で不法投棄が行われていることに腹を立てた辻村が、桂に罰を下したのではないかと問いかける。

辻村はアリバイがあると開き直るが、礼子はボートを港に係留するロープが敢えて緩く結ばれていたことについて問い詰めた。

同じ結び方で検証した結果、ロープは3時間で自然にほどけてしまうことが判明。辻村は深夜0時に待ち合わせて桂を殺害し、死亡推定時刻がわからないように氷を詰めたボートに遺体を乗せたうえで、自分が企画した飲み会の間に海に流れ出るように仕組んでいたのだ。

自分にとっても魚にとっても大切な海を汚した桂を裁いただけだと訴える辻村を、「海を汚したのは、あなたも同じです」と礼子は一喝した。

初めて自分の手で事件を解決した礼子を、素直に称賛する日下部。礼子はそんな日下部に、結婚のことも交際を続けるかどうかも「今は迷わせてほしい」と正直な気持ちをぶつける。

その夜。署に残っていた碇は、1通の市民からの情報提供メールに目を留めた。そこには「黒木謙一が大きな仕事をする」という文字が。湾岸ウォリアーズに借りがあるという礼子を連れて、メールに書かれていた料亭に向かった碇。

そこで2人は、黒木と共に宴席にやってきた大沢を目撃して…。

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