今後さらにどうなっていくのか、またその先が気になる

<多部未華子 インタビュー>

――前作から2年で、続編のナレーションを担当していかがですか?

前回、この先おふたり(赤井さん、千隼さん)はどうなっていくんだろう、と思っていたのですが、時間が経った分だけ、環境も変わり、考え方にも変化があったんだな、と思いました。

前回は、正直、ちょっと異質な感じの人が現れたな、なんて思っていたんですけど(笑)、今回は新しい希望があるというか。一人で自由気ままに生きるのもいいけど、それぞれに大切な人ができて、その人たちと深く関わっていくというのはやっぱり大事なことなんだな、と感じました。

――この2年間で、ふたりのその後を想像するようなことはありましたか?

そうですね。自分が“語り”を担当させていただいた方は、「その後、どうしているんだろう」と、ふと思い出すことがあります。

今回、千隼さんは結婚をされていたし、ナルさん(赤井さん)もシングルマザーの彼女ができていた。前向きな変化がありましたが、それぞれのお相手やお子さんたちを含めて、今後さらにどうなっていくのか、またその先が気になりましたね。

――VTRはどういった目線でご覧になりますか?

今回でいうと、千隼さんの場合は、やはり奥さま目線になりますが、ナルさんの場合は、彼女はもちろん、それ以上に子どもたち目線というか、自分が子どもだったらどう思うんだろう、と考えてしまいます。今はまだ小さいけれど、これから思春期に入ったらどうなるのかな、とか。

もちろん、おふたりは責任ということを理解したうえで自由を選択して生きてきたのですから、心配になるような方向には行かない気がするんですが、子どもたちはどんどん成長していきますから、そこは少し心配に感じました。

――自由気ままに生きるモバイルハウス生活への憧れはありますか?

興味はありますけど、憧れはないです。コミュニティハウスとかも、遊びに行ったら本当に面白そうですし、そこで時間を過ごすのは素敵だと思いますが、それが生活となると私には難しいかなという。

女性は現実的な方が多いと思いますが、なかでも私はかなり現実的なほうなので(笑)。

――ご自身は、結婚に対して「責任」のようなことを考えましたか?

責任も覚悟ももちろんありましたが、そこだけを深く考えて結婚したわけではないので、それがどういうものか、と聞かれたら、言葉にするのは難しいかもしれません。

女性と男性では違うのかもしれないですし、責任について、ここまで真剣にとらえているおふたりはすごく真面目なんだろうと感じました。

――今回、映像を見て印象的だったのはどんなシーンですか?

ナルさんと子どもたちが三人で旅をするシーンですね。車で金沢まで向かう道中が印象的でした。子どもたちは、そこでナルさんの自由な生活に触れるわけですけど、その生活のペースが、子どもたちの生活とうまく両立できるのか。

そこにまた、責任・覚悟というようなことが出てきてしまいますが、浜辺を一緒に歩いたりして、幸せそうで。ずっとこういうのが続けばいいな、と感じるようなシーンがたくさんあったのが印象的でした。

――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

前回の放送をご覧になった方は続きが気になっていたと思いますので、その続編をしっかり楽しんでいただきたいです。『ザ・ノンフィクション』といえば、ハラハラさせられる回も多いですが、今回は、前向きで希望も感じられる内容で、楽しく見られると思います。

そして、見たらまた“続き”が気になるのではないでしょうか。

<ナレーションの一部を先取り紹介>