被害者宅で奪われた高級時計と宝石の換金ルートが判明。換金に来た男が前科一犯の村田健一(遠藤隆太)と特定される。掛川啓(金田哲)と南方睦郎(一ノ瀬颯)が村田のアパートを訪ね、逃げようとした村田を逮捕した。

村田は、ネットでメッセージのやりとりをしていただけで、指定された場所にあった物をピックアップし、指示通りに換金しただけだと主張。指示をしてきた相手について名前はおろか、声も聞いていないという。

清水紗枝(黒島結菜)は、村田がアクセスしていた闇サイトで共通の隠語が使われていることを突き止める。“猫の散歩”は、犯行を終えた実行犯を指定の場所でピックアップする役割の運び屋、“おつかい”は換金、“夜回り”は強盗を指していた。

奈美(沢口靖子)と意気投合した富貴子(梅沢昌代)が強盗被害に!

一方、富貴子のもとに警察を名乗る人物から「あなたの銀行口座情報が詐欺グループにもれている可能性がありまして…」という内容の電話がかかってくる。このままでは資産が全部奪われてしまうため、全額を警察で預かるという。

あせった富貴子が、口座から金を引き出し指定の場所へ行くと、受け子の少年・市川壮太が待っていた。

「頼まれた現金です」と言って富貴子が渡した袋を、壮太が受け取る。その瞬間に取り囲む掛川、南方、田辺智代(馬場園梓)。壮太は、近くに置いてあった自転車に乗って逃走を図った。

しかし、タイヤには仕掛けがされており、壮太はペダルを漕いだ途端にひっくり返ってしまう。そこに奈美がかけ寄り、壮太は掛川と南方によって取り押さえられた。

これは、富貴子をおとりにしたDICTの捜査だった。富貴子の協力で作戦は無事に成功したものの、奈美は逮捕劇を見ていた野次馬のなかにいた少年のことが気にかかり…。

奈美が目を止めた少年は、壮太から金を受け取るはずだった運び屋・高山蓮(奥智哉)。蓮は、指示役から失敗をとがめられて「今度は“夜回り”な」と告げられた。