映画『秒速5センチメートル』完成披露試写会が9月17日に行われ、主演の松村北斗さん、高畑充希さん、森七菜さん、青木柚さん、木竜麻生さん、上田悠斗さん、白山乃愛さん、宮﨑あおいさん、吉岡秀隆さん、奥山由之監督が登壇。さらに、原作の新海誠さんがサプライズ登場しました。

本作は、新海さんの劇場アニメーション『秒速5センチメートル』(2007年)を実写映画化したもの。 主人公・遠野貴樹の18年間にわたる人生の旅を、幼少期、高校生、社会人の3つの時代で描き、“新海ワールドの原点”との呼び声も高い作品です。
松村北斗 オーディション以来の思わぬ“めぐり合わせ”に驚き!
イベントでは、作品にちなみ「自身が最近、めぐり合わせを感じた瞬間」についてトーク。
松村さんは「一番仲が良い高校からの友だちが、自分と似たような仕事をしていて、先日、舞台に出たんです。嬉しくて観に行ったら、その作品の主演が、僕が芸能界に入るために一緒にオーディションを受けて、その後、違う道に行かれた方で」と告白。
「(オーディションは)2009年、16年前。今も頑張っているのを目の前で見て、刺激になりました」と話しました。松村さんは「なんか似ているな」と思いながらも確信を持てないまま観劇を終え、その後、友人から教えてもらって間違いないと分かったそう。
「(オーディション会場に)たくさんいる中で、話せたのって数人で、そのうちの1人で。緊張しているなかで、声を大きく出したり、おちゃらけたりしてムードーメーカー的な存在だったので、これからもたくさんの人に元気を与えてくれるんだろうなって思うと、負けていられないなと思いました」と、思わぬめぐり合わせにパワーをもらったようです。

高畑さんは、「以前、歌番組で歌うときに、何の曲でもいいですよと言われて、まわりの人にアンケートをとって歌ったのが、山崎まさよしさんの『One more time, One more chance』だった」と、本作の劇中歌を挙げました。
「これを歌わせていただいて間もなく、『秒速5センチメートル』出演のお話をいただいたので、エモいと思って。嬉しくて、お受けさせていただきました」と、笑顔で回答。
森さんは、今年初めにカナダへ留学していた際、現地のクラスメイトの1人が偶然にも、森さんの初主演ドラマの制作スタッフだったことを明かしました。

吉岡さんは「ちょっと前にテレビをつけて、なんか見たことある子どもがいるなぁと思ったら、僕でした。ドラマ『北の国から』の再放送をやっていた」と、吉岡さんならではの“めぐり合わせ”エピソードを披露。
宮﨑さんは「10代の頃からお世話になっているスタイリストさんと、ばったり会う確率が高い。商業施設のエレベーター、スーパー、街中…。移動車に乗っていて、パッと後ろを振り返ったらその人の車がいたり」と、信頼する人との“引き寄せ”を感じたと話しました。