松村北斗さんが作品に込めた熱い思いを語りました。

新海誠監督の傑作劇場アニメーションを実写化した『秒速5センチメートル』が10月10日の公開を前に、『第30回釜山国際映画祭』のメイン会場にて『オープンシネマ部門』の公式上映を実施。主演の松村北斗(SixTONES)さんと奥山由之監督が喝采を浴びました。

本作は、主人公・遠野貴樹の18年間にわたる人生の旅を、幼少期、高校生、社会人の3つの時代で描いた物語で、松村さんにとっては初の単独主演作品。

©2025「秒速5センチメートル」製作委員会

ヒロイン・篠原明里に高畑充希さんが扮し、そのほか、上田悠斗さん、白山乃愛さん、青木柚さん、森七菜さん、宮﨑あおいさん、木竜麻生さん、吉岡秀隆さんら豪華キャストが顔をそろえています。

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メガホンを執るのは米津玄師さんの『感電』や『KICK BACK』、星野源さんの『創造』などのミュージックビデオを監督し、映像監督・写真家として活躍している奥山由之監督。現在34歳の奥山監督にとって本作は、初の大型長編商業映画監督作です。

松村北斗 海雲台ビーチで「胸を張って上映を迎えられそう」

奥山監督らは9月18日に釜山に到着。韓国を代表する海雲台ビーチを前に、松村さんは「初めて海外の皆さんに観ていただくということで緊張もしていますが、ちょうど日本での舞台挨拶を終えて、日本の皆さんからいいお言葉をたくさんいただき、勇気をもって胸を張って韓国での上映を迎えられそう」と挨拶。

奥山監督は「日本の春夏秋冬がたくさん映っている作品だと思うので、釜山の海風を感じながら観ることができるというのがとても光栄です」とアジアを代表する映画祭参加への意気込みを語りました。

そして、9月22日夜、釜山最大の座席数をもつメイン会場「映画の殿堂」の野外スクリーンにてオープンシネマ部門の公式上映が行われ、開場前にはすでに100人超の観客が長蛇の列をつくり、作品への期待の高さをのぞかせていました。

公式上映前の舞台挨拶で奥山監督は、「30回目の釜山国際映画祭という節目のタイミングで、『秒速5センチメートル』を皆さんと一緒に観覧できることを嬉しく思います」と挨拶。