9月21日(日)の『ボクらの時代』は、妻夫木聡さん、広瀬すずさん、映画監督の大友啓史さんが登場しました。

大友さんが監督を務める映画『宝島』が、9月19日(金)に公開。妻夫木さんが主演を務め、広瀬さんが共演しています。

広瀬すず「実感できる人生経験がなさすぎる」

大友監督は、今回が初の大友組参加となった広瀬さんを「腹の座った女優さん」と評しました。

左から)広瀬すず、妻夫木聡、大友啓史

広瀬:うふふふ。そうかな?

妻夫木:今、デビューして何年だっけ?

広瀬:13年が経ったのかな。

妻夫木:13年!

大友:恐ろしいね、20代でね。

妻夫木:いや、すごいよね。だって初めて主演やったのって、いくつのとき?

妻夫木聡

広瀬:16ですね。

妻夫木:16!すごいね。まだデビューもしてないわ、俺。

大友:逆に言うと、16歳で(主演)ってことはさ、普通の人が体験するような…16から、一番ゆるい時期な気がするんですよ。17、18、19、20、21の学生時代。そのへんのころに、もうこっち(芸能界)に入ってきてるわけじゃない。

大友啓史

妻夫木:そうだよね。何を思い、芝居していたの?

大友:そう、そう思う。

広瀬:10代のときは、等身大の…普段経験できなかったことを、役を通して青春しているようなものが多くて。人生経験として、役を通してしか経験がないから、自分の手触りがあるもの、実感できるものっていうのがなさすぎちゃって。だから、「今後、恐いな」って、すごく思います。

広瀬すず

妻夫木:ああ、そうか。作品を通して経験していることの方が多くなってきちゃっているのか。

広瀬:そうです。

妻夫木:普通の、リアル広瀬すずとしての…。

広瀬:“リアル広瀬すず”の人生経験が足りてないというか。

広瀬さんは「一生懸命、自分の道、進路を決めるとか、今からやりたいことを見つけるみたいな好奇心とかも、経験していないから。うらやましいなと思いつつ、きっかけとか、その人の動機を聞くことが、当時はすごく好きだった」と振り返りました。