9月15日放送の『ネプリーグ2時間SP★歌舞伎vsお笑い王者vsAぇ!ニッポンの常識対決』に登場した、“ウンチク”や“豆知識”をおさらいします。
漢字を書く問題では、出題された「準備万端(ばんたん)」という言葉について、林修先生が解説を加えました。「準備万端」は「全部支度ができた」という意味で使ってしまいがちですが、より正確な言い回しは他にあるといいます。

「万端」とは「すべての隅々まで行き届いている」という意味なので、「準備万端」は「準備のすべて」しか指しておらず、「準備万端『整った』」という言い回しの方がより正確。
一方、「準備万全」というのは「準備がすべてできた」という意味なので、四文字だけで「準備ができた」という状態を表したいときは、「準備万全」を使ったほうがよいのだそうです。

「ひとはだ脱ぐ」の「ひとはだ」は「人肌」ではなく…?
林先生は、「ひとはだ(=一肌)脱ぐ」という表現についても解説しました。
「本気になって力を貸す」という意味の「一肌脱ぐ」は、もともとは仕事をするときに着物の袖から腕を抜いて、肌があらわになる様子から生まれた表現だと考えられています。

漢字で書く時に「人肌」と間違ってしまいがちですが、人の肌を脱いだら大変なことになるので、意味と共に覚えておきたいですね。
横長の封筒の切手はどこに貼るのが正しい?
切手を貼る位置を答える問題では、地理担当の村瀬哲史先生が切手を貼る位置と消印の関係について紹介しました。
縦長の封筒の場合は切手を貼る位置は左上ですが、横長の封筒の場合はどこに貼るのが正しいのでしょうか?

郵便局のHPなどによると、正解は「横長の封筒を縦に置いた場合の左上」。それは機械で自動的に消印を押す際に、読み取りを早く終えるためなのだそうです。

ちなみにお正月の郵便物に消印が押されていないのは、事務作業の負担を軽減するために年末年始の繁忙期は消印を省略しているから。1月8日以降に投函された年賀状は消印が押されているので、チェックしてみたいですね。

『ネプリーグ2時間SP★歌舞伎vsお笑い王者vsAぇ!ニッポンの常識対決』(フジテレビ)2025年9月15日放送より