9月8日放送の『ネプリーグ2時間SP★昭和vs平成vs令和!アイドル&アーティスト世代間対決』に登場した、“ウンチク”や“豆知識”をおさらいします。
楽器の名前を聞いて写真を選ぶ問題では、出題された「マラカス」の名前の由来を地理担当の村瀬哲史先生が紹介しました。手に持って振ると小気味いい音が出るマラカスの中には、何が入っているのでしょうか?
中に入っているのは、「マラカ」という木の実の種。もともと「マラカス」は「マラカ」の実を乾燥させて中身をくり抜き、その中に種を入れて音を出していたといいます。

その実を2つ持って音を鳴らすことから、複数形の「s」が付いて「マラカス」と呼ばれるようになったのだそうです。
「臨む」と「望む」の正しい使い分け方、どう覚える?
漢字を書く問題では、「のぞむ」と読む漢字の使い分けについて林修先生が解説しました。
使い分けを間違いやすい「臨む」と「望む」ですが、「臨む」には「何かに向き合う、何かを目の前にする、何かに参加する」という意味があります。林先生によると、「臨戦態勢」などに使われる「臨戦=戦いに臨む」という言葉とセットで覚えておくと、意味を把握しやすくなるといいます。

一方の「望む」は、「展望」という熟語があるように「遠くから眺める」、あるいは「欲しがる」という意味。
「望みが1つ叶うと更に上を望んでしまう=欲望にはキリがないこと」を例えるときに使う、「隴(ろう)を得て蜀(しょく)を望む」という表現を、林先生は併せて紹介しました。

「シカク」と読む熟語、12個書ける?
「シカク」と読む熟語を書く問題では、林先生が12種類の「シカク」という熟語を披露しました。
「シカク」と読む熟語には、よく使うものでは「四角」「死角」「資格」「視覚」「刺客」があります。

ほかにも「詩を作る人」という意味の「詩客」をはじめ、「視角」「始覚」「指画」「詞客」「詩格」「雌核」など、全部で12個の熟語があるのだそうです。


「破竹の勢い」は何の作品から生まれた表現?
林先生は「破竹(はちく)の勢い」という言葉についても解説。「破竹の勢い」というのは、「何かをきっかけに勢いがつき、激しくて止めらなくなる様子」を指す表現です。

この表現は、もともとは『三国志』から生まれたと考えられています。西晋の杜預(とよ)という武将が敵を攻めている中で一旦攻撃を休むかどうか検討していたときに、「竹は刃物を入れると一気に割けるのだから、休まずに一気に攻めるべきだ」と言ったのがもとになって、この表現が使われるようになったと考えられているそうです。

『ネプリーグ2時間SP★昭和vs平成vs令和!アイドル&アーティスト世代間対決』(フジテレビ)2025年9月8日放送より