11月24日放送の『ネプリーグ★堂本剛軍団vsGAIGO軍団!にの&金爆も!仲良し軍団対決SP』に登場した、“ウンチク”や“豆知識”をおさらいします。

食べ物の写真を見て名前を答える問題では、出題されたミルクレープについて地理担当の村瀬哲史先生が解説を加えました。

ケーキの定番である「ミルクレープ」の「ミル=mille」は、フランス語で「千の」「多くの」という意味。しかしフランス発祥のお菓子ではなく、東京・西麻布のカフェで生まれたと言われています。

その美味しさに気付き、日本中に広めたのがドトールコーヒーの創業者である鳥羽博道さん。自分の店でも「ミルクレープ」を販売したいと1990年代中頃からドトールコーヒーで発売を開始し、日本中でその人気に火が点きました。現在では、年間300万食も売れているのだそうです。

クレパスには「夏用」と「冬用」があった?

村瀬先生は、大正生まれで今年販売開始から100年を迎える「サクラクレパス」についても解説しました。

「サクラクレパス」は販売当初、夏用と冬用の2種類を発売。温度が高くなる夏にはクレパスが柔らかくなり、冬には固くなってしまうため、2種類の固さのものを作っていたそう。

 

しかし、現在とは物流事情が異なり、店頭に並ぶまでに時差が発生。夏なのに冬用のクレパスが売っている/冬なのに夏用のクレパスが売っているということが起こってしまい、クレームが増加したのだといいます。

そこで会社が全額負担して全商品を回収し、研究を重ねた末に、昭和3年に1年を通して固さが一定の商品の開発に成功。あまりに素晴らしい商品だったので真似をする会社が増え、パッケージに「ほんとの」と記載して販売したのだそうです。

「牛乳」や「ハチミツ」は酸性?アルカリ性?

化学担当の立脇香奈先生は、「酸性」にまつわる問題で「酸っぱさ」の正体を紹介しました。

お酢やレモンなどの「酸っぱさ」の元になっているのは「水素イオン」。水素イオンの濃度が高いほど、酸っぱさを強く感じるようになります。

「炭酸」も「酸性」ですが、酸っぱさを感じないのは水素イオンの濃度が低いため。ほかにも、「牛乳」「ハチミツ」「コーヒー」「チョコレート」も「酸性」の食べ物なのだそうです。

冬に野菜が甘くなるのはなぜ?

立脇先生は、冬に野菜が甘くなる理由についても説明を加えました。冬に野菜が甘くなるのは、野菜に含まれるデンプンが糖(グルコース)に分解されるためです。

なぜ冬に分解が進むかというと、野菜の中の水が凍ってしまうのを防いでいるから。デンプンという大きな固まりを分解して小さな糖を増やすことで、水分子が凍りにくくなるのだといいます。

ちなみに、路面の凍結を防ぐために道路に白い細かいツブツブを巻くのも、同じく水分子を凍りにくくするためなのだそうです。

『ネプリーグ★堂本剛軍団vsGAIGO軍団!にの&金爆も!仲良し軍団対決SP』(フジテレビ)2025年11月24日放送より