有村架純さんも絶賛した福山雅治さんの華麗なマジックの舞台裏は?そして、インタビューは2人の「嘘をつくこと」について展開していきます。
福山雅治「エンターテインメントというものは惑わすもの」
本作の見どころといえば、華麗なマジック!マジック初挑戦ながらも劇中で見事な手技を披露している福山さんですが、その舞台裏に軽部アナが踏み込みます。
現場では「福山さん、あれができたんでこれもできますよね」と、事前に聞いていたものと違うマジックを提案されるなど、期待のハードルが上がっていったそうで、「そんなに器用じゃないよってね」と福山さんは思わず苦笑い。
福山さんは代役を立てずに、全てのマジックを一連で見せることにこだわったそう。そんな福山さんのマジックを間近で見ていた有村さんは、「初めてモニターで(福山さんのマジックを)見た時に、これは楽しみだと思って」と目を輝かせました。

また、「息を吐くように嘘をつく」という武史のキャラクターにちなみ、「嘘をつくことはありますか?人の嘘を見抜くのは得意ですか?」と軽部アナからの質問に、福山さんは「そっくりそのまま軽部さんに聞きたいですよね」と大笑い。
福山さんは、「エンターテインメントというものは惑わすものだと思うので」と前置きし、「曝(さら)け出しているように見えて曝け出していない、曝け出していないように見えて実はそこはかとなくにじみ出ていたとか。必ず何らかのフィルターはかかっていると思います」とし、「それを嘘と言うなら“嘘つき”だと思います」と語ります。
その熱弁に、軽部アナは「さすが長い芸歴だけあって、素晴らしい」と感心しつつ、「人の嘘を見抜くのは得意?」と重ねると、福山さんは「本当じゃないことを言っているな、とは嗅ぎ取っているつもりだと思います」と、「善かれと思って」つかれた嘘についても理解を示しました。

有村さんは、「嘘をつくことはありますね」ときっぱり。「これだけ社会には人がたくさんいるので、うまく生きていくためには、時にそういうことも必要だと思うので」と、福山さんに同意しました。
福山さんと有村さんは、「自分を良く見せるために嘘はつかない。それは結果として良い結果にはならない」と頷き合いました。
最後に、『ガリレオ』シリーズのように、今後のシリーズ展開の展望を聞かれた福山さんは、「嘘なくそう思っていますけれど」と笑い、「こればかりはヒットという結果がついてこなければ」と本音をポロリ。そして、カメラに向かって「皆さま次第です、よろしくお願いします」と決め顔を見せました。
映画『ブラック・ショーマン』は全国東宝系にて公開中。