福山雅治さんと有村架純さんが初共演の感想、お互いの「意外だったところ」を語りました。
2人が出演する、映画『ブラック・ショーマン』(9月12日公開)は、累計発行部数1億冊を突破する稀代のヒットメーカー・東野圭吾さんによる小説『ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人』(光文社文庫刊)を原作とした作品。
福山さんが演じるのは、ラスベガスでも名を馳せるほど卓越したマジックと、巧みな人間観察能力を持ちながら、金にシビアで、息を吐くように嘘をつくという主人公・神尾武史。
一方、有村さんは、実父が何者かに殺されたことをきっかけに、殺人事件の解決に向けて奔走する武史の姪・神尾真世を演じます。
2人は名バディを組み、謎の殺人事件に挑みます。
本作が初共演となる2人に『めざましテレビ』の軽部真一フジテレビアナウンサーがインタビュー!本作の見どころや撮影の舞台裏、そしてお互いの印象について聞きました。
福山雅治の“密かな妄想”「もし湯川学が悪い心を持っていたら?」
2025年5月下旬にクランクアップを迎え、いよいよ公開となった感想を軽部アナから聞かれると、福山さんは「自分で言うのもあれですけれど、おおむね好評な反応をいただいていまして…楽しみですね」と余裕たっぷり。
軽部アナが「自信を感じる」「間(ま)がマジシャン風」と軽妙な返しをすると、福山さんは「軽部さんこそが言葉のマジシャンですから」と有村さんに耳打ちして笑い合います。

「ダークヒーローをやってみたい」という福山さんたっての希望から誕生した神尾武史というキャラクター。福山さんは長年演じてきた『ガリレオ』シリーズの湯川学の名前を出し、「もし湯川学さんという物理学者が、悪い心を持っていたら?」と、“密かな妄想”を持っていたそう。
軽部アナは、「湯川さんは白衣を着ていて“白”、一方ブラック・ショーマンは“黒”」と色に例えてキャラクターの個性を比較。今回、湯川とは対照的なキャラクターを演じることについて聞かれた福山さんは、「ちょっと非現実的な(役)というか、僕は演じていて楽しいし、好きですね」と回答。

一方、姪の真世を演じる有村さんは、武史という卓越したマジックと、巧みな人間観察能力を持ちながら、金にシビアで、息を吐くように嘘をつくキャラクターについて、「血縁関係がある間柄だからこそ、どういう距離感だったら面白くなるかな」と考えて演じたと明かします。
さらに、「武史は巧みな話術で周囲を巻き込む」と軽部アナから触れられると、福山さんは「そう見せかけて、姪の真世が手のひらで実は転がしている、ぐらいの関係性が面白かったりするのかなと意識しました」とにっこり微笑みました。
2人の意外な素顔!?有村架純は「しっかり向き合う」福山雅治は「意外に寒がり」
初共演でお互いに「意外だな」と感じたことは?との質問には、福山さんは有村さんに対して「想定以上に誠実なお芝居への向き合い方、奥深さに驚きがありました」とコメント。
そして、「おいしいものをよく知っているんですよ。お弁当にしても、甘いものにしても。おいしいものにしっかり向き合って生きてるな」と、有村さんの“向き合い方”を褒めちぎります。

軽部アナが「今おすすめのおいしいものは?」と有村さんにたずねると、有村さんは自身が撮影現場に差し入れたという太巻きが入って野菜もたっぷりボリューム満点のお弁当を紹介。福山さんも「撮影現場で偏りがちな栄養バランスをも考えていたんだ、さすがだなと」と、食べ物に対する真摯な向き合い方を絶賛します。
そんな有村さんは、福山さんに対して「もちろんストイック」と印象を語りますが、「意外に寒がりなのかな?」と思ったそう。有村さんの推測通りに「寒がり」だという福山さんは、「断続的に風が当たるとちょっとずつダメージが溜まっていくタイプ」と告白。

昨今は猛暑ということもあり、軽部アナから「どうしたってエアコンつけるじゃないですか」と、日常生活を心配されると、福山さんは「同じ場所にいると、段々弱っていってますね」と弱った素振りを見せ、有村さんの笑いを誘いました。
また、撮影で訪れた郡上八幡について「良い所なんだけれど、底冷えがして」と福山さんが振り返ると、有村さんも「風が強かったですね」と相づち。さらに岐阜の壮大な景色の中での撮影では、「気温の寒暖差で谷間になっているから、風がビョー!って吹いて大変だった」と福山さんはしみじみ語りました。
初共演の感想や意外な素顔を明かした福山雅治さんと有村架純さん。インタビュー後半では、「息を吐くように嘘をつく」という武史のキャラクターにちなみ、軽部真一アナが「嘘」をテーマに2人を深掘りしていきます。