<石井杏奈 コメント>
――オファーを受けたときは、どう思いましたか?
岡田さんの脚本は、人と人との温かいつながりや、いろいろな“愛のかたち”をやさしく描いていて、とても魅力的だなと感じました。
自分らしく生きることにそっと肯定してくれるような、そんなぬくもりのある物語に参加させていただけることがうれしくて、オファーをいただいたときは本当に光栄でした。
――台本を読んだ印象は?
三つの家族が集まり、それぞれの思いを言葉にして共有する…そんなシーンがとてもステキだと思いました。
今の時代、SNSなどの影響もあり、“目と目を合わせて会話する時間”が少なくなっている気がしていて。だからこそ、言葉にして伝えることの大切さ、言葉の重みを改めて感じさせてくれる台本に胸を打たれました。
この思いが、映像を通してみなさんに伝わるとうれしいです。
――石井さん演じる、高村志保について教えてください。
私が演じる志保は、表向きはちょっと強がって見せるところがあるけれど、実は内向的で、奈央がいないと何もできないような、ちょっとネガティブな女の子です。
でも、奈央と一緒にいることで前向きになれたり、強くなれたり…。奈央と一緒にいられることが世界で一番幸せだと思っていて、そんな一途(いちず)で健気な志保が、どんどん愛おしくなってくる、そんなキャラクターだと思います。
また、志保は料理が得意なのですが、偶然にも今、私自身が“食育アドバイザー”の資格を勉強中で。すごいタイミングでのオファーにビックリしました。志保らしく、私らしく、お料理のシーンも丁寧に演じていきたいです!
――共演者のみなさんの印象は?
北村さんとは以前ご一緒したことがあったのですが、今回はちゃんと“会話劇”として共演できることが楽しみです。
仲間さんとは初共演ですが、ずっと作品を見てきた方なので、ご一緒できるのが本当にうれしいです。実は、私の母が仲間さんの大ファンで、出演が決まったことを伝えたら「やったじゃん!」ってすごく喜んでくれました(笑)。
そして、奈央役の小野花梨ちゃんとは約10年来の友人。お芝居も人柄も大好きで、いつもプライベートで会っている仲だったので、今回こうして共演できるのがとにかくうれしいです!共演が決まったと聞いたとき、すぐにご飯に行きました(笑)。「同性とか異性とか関係なく、愛されるパートナー像になれたらいいよね」と話しました。
――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。
この作品は、いろいろな家族のかたちやパートナーのかたちが描かれています。自分のまわりにある“愛”と重ねながら見ていただけたらうれしいです。週の後半、ちょっと疲れた木曜日の夜に、そっと心を温めてくれるような作品になると思いますので、ぜひご覧ください!