10月9日(木)より、主演・北村有起哉さん×共演・仲間由紀恵さんによる、木曜劇場『小さい頃は、神様がいて』が放送されます。
本作は、『最後から二番目の恋』シリーズなどで知られる脚本家・岡田惠和さんの最新作。完全オリジナル脚本となる本作は、二人の子を持つ小倉渉(おぐら・わたる/北村)と、その妻・あん(仲間)を中心に、登場人物たちの人生模様をユーモラスかつ、温かくお届けするホームコメディです。
北村さんは、今作で地上波ゴールデン・プライム帯ドラマ初主演となります。
「子どもが二十歳になったら離婚する」という約束

物語は、19年前、小倉夫婦があることがきっかけで「子どもが二十歳になったら離婚する」という約束を交わすところから始まります。その言葉をすっかり忘れてマイペースに生きてきた夫・渉と、その言葉を心の支えとして過ごしてきた妻・あん。
まったく異なる思いを抱えた二人の何気ない日常の中で、少しずつ心を揺らしていく姿を、繊細かつ軽やかに描きます。
本作は、三階建てのレトロマンションに住む、三家族の住人たちの物語を描いたホームコメディ。互いに干渉せず、適度な距離感を保ちながら、日々の生活を送っていましたが、ある嵐の夜、近くの川が氾濫しそうになったことがきっかけで、住人たちは一晩同じ場所で過ごすことに。
最初はぎこちなく、うわべだけの会話に終始していたものの、時間がたつにつれて、自然とそれぞれのことを話し始めます。ささいなことで笑ったり、誰かの話にツッコミを入れたり、いつしかその空間は、柔らかくてやさしい空気に包まれます。そして、その夜を境に、彼らの日常は少しずつ変わり始め――。
主人公は、マンションの三階に家族と暮らす、食品会社勤務の小倉渉(北村)。
特別な野心もなければ、派手な生活を送っているわけでもないが、仕事はそつなくこなし、人付き合いも良好。ささやかな幸せを感じながら、“普通の夫、父親”として暮らしています。
ある嵐の夜、初めてマンションの住人たちと集まり、さまざまな話を語り合い、「みんないろいろあるんだな…うちは幸せなほうかも」などと、のんきに感じていました。

渉の妻・あん(仲間)は大学卒業後、中堅商社勤務でバリバリと働いていましたが、出産を機に退職。若くして結婚・出産を経験し、現在は二児の母。家族を最優先に、「妻として」「母として」日々を懸命に生きてきました。
ときおり、知人の病院で経理の仕事を手伝っていましたが、実は内心、早い結婚・子育て…“自分の人生”に対する未練や違和感が。そんな彼女の心の支えだったのが、約19年前に渉と交わした「子どもが二十歳になったら離婚する」という約束。
あんにとっては本気の“約束”でしたが、渉にとっては冗談のような記憶。しかし、嵐の夜をきっかけに渉が軽率にもその離婚の話をマンションの住人たちに話してしまいます。そしてあんは、渉に“離婚の話”について「生きてるんだけど、あの約束」と言い放ち…。

北村有起哉と仲間由紀恵は約12年ぶりの共演!脚本は『最後から二番目の恋』の岡田惠和
なお、北村さんと仲間さんが共演するのは、テレビ朝日開局55周年記念作品『ドラマSP 上意討ち~拝領妻始末』(2013年)以来、実に約12年ぶりのこと。
仲間さんのフジテレビ系連続ドラマへの出演は『10の秘密』(2020年/カンテレ・フジテレビ)以来、約5年ぶりとなります。
脚本は、月9ドラマ『続・続・最後から二番目の恋』(2025年)で、お茶の間に再び、“千明と和平”ブームを巻き起こしたことが記憶に新しい、岡田惠和さん。
『最後から二番目の恋』シリーズ(2012、14、25年)は、大人の恋愛模様を温かく、ユーモアを交えて描き出し、長年にわたり人気を博すヒット作。
岡田さんが描く作品は、共感性の高いストーリー展開や心にすっと入り込むような空気感、テンポよく自然に響く会話劇、そして人生に寄り添うような印象的な名セリフの数々で、世代を超えて多くの視聴者に愛され続けています。
国民的ドラマともいえる連続テレビ小説『ちゅらさん』(2001年/NHK)では、「第10回橋田賞」および、「第20回向田邦子賞」をダブル受賞。
脚本家生活30周年を迎えた2019年には、文化・芸術分野での功績が認められ、令和元年秋の褒章にて「紫綬褒章」を受章しています。
今回テーマとして描くのは、「夫婦」そして「家族」です。
演出は、個性的な映像表現と繊細な人物描写で注目を集め、際立つ創造性を発揮した100人を選出する「映像作家100人2020」に選出された、酒井麻衣さん。
『美しい彼』シリーズ(2021、23年/MBS・TBS系)や『明日、私は誰かのカノジョ』シリーズ(2022、23年/MBS・TBS系)、映画『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』(2023年)などの話題作を世に送り届けてきました。
10月17日公開の映画『ストロベリームーン』の監督を務めるなど、今注目の演出家です。
プロデュースは、『記憶』(2018年/フジテレビ)や『愛してるって、言いたい』(2024年/FOD)などの田淵麻子Pが務めます。

木曜劇場『小さい頃は、神様がいて』は、10月9日(木)スタート!毎週木曜22時より、フジテレビで放送されます。