<ズーカラデル コメント>

――ドラマ主題歌のオファーを受けたときは、どう思いましたか?

鷲見:バンドとして初のドラマ主題歌になります。僕自身、過去に見たドラマ本編と主題歌ってすごく強く結びついて記憶に残っています。だからこそ、ドラマの印象を左右する大事な主題歌を、僕たちに任せてもらえたのは本当にうれしかったです。

しかも、その作品が母がすごく楽しみにしていたドラマなので、息子としてもうれしいですし、親孝行ができたなと実感しています。

――ドラマ主題歌『大喝采』に込めたメッセージを教えてください。

吉田:人生の中では、どうしても立ち行かないことや困難に直面する瞬間はありますよね。その一つひとつは、本当に大きな出来事で、まるで日常の中で壮大なスペクタクルが起きているようだと思っています。

だからこそ、そうした出来事を乗り越えていく姿をしっかり讃えられるような曲を作りたいと思いました。このドラマに登場する人たちが、悪戦苦闘しながら歩んでいく姿を讃えるような曲に
なればうれしいですね。

――もし松子さんに叱ってもらうとしたら、どこを叱ってもらいたいですか?

山岸:この仕事だと、生活リズムがどうしても不規則になりがちで、一人暮らしということもあり、だらしない生活を送ってしまいます。だから、ルームシェアをして、だらしない部分をきちんと叱ってもらいたいな(笑)。

鷲見:自炊を頑張ろうと思っていても、つい出前サービスに頼ってしまい、自炊をサボってしまう。そんな自分に対して「自分で決めたことでしょ!」と、きちんと叱ってほしいですね(笑)。

吉田:僕は普段、声が小さくて聞き返されることが多いんですけど、松子さんにはその点を叱られるかもしれないと感じています。その際には、ハッと気づき、自分を改めたいと思います(笑)。

日向松子(梅沢富美男)

――人生で、人情に救われたというエピソードはありますか?

鷲見:上京のタイミングで札幌のマンションを退去することになったんですが、荷造りが進まないときに、大家さんが手伝ってくれました。捨て方がわからないものも「もう、俺がやっとくからいいよ」って言ってくれて。

当時、音楽活動をしながら仕事をしていることも知ってくれていて、本格的に音楽を仕事にできる機会だったので、「東京に行ったら頑張ってな」と熱く背中を押してもらえて、本当にありがたかったですね。

吉田&山岸:これ以上の話は出ないです。一番いい話です(笑)。

――視聴者のみなさんにメッセージをお願いします。

吉田:私たちも撮影現場にうかがったときに、「この先、すごい展開が待っていそうだ」と感じました。ぜひ、続きを楽しみにしていただければと思いますし、私たちの主題歌『大喝采』も合わせてたくさん聴いていただけるとうれしいです。