森香澄さんが、見事なアナウンサースキルを披露しました。
8月1日、『酒のツマミになる話』が放送されました。
出演は、千鳥(大悟さん、ノブさん)、久保田かずのぶ(とろサーモン)さん。ゲストに、王林さん、下野紘さん、松倉海斗(Travis Japan)さん、森香澄さんを迎えました。
森香澄 お詫びからの「パンダの赤ちゃんが生まれました」
声優の下野さんは、声を使う仕事は同じようなものだと思っていたそうですが、「ナレーションは、全然違う」と語りました。
アニメや映画の吹き替えは、人が話す間(ま)があるものの「ナレーションって、どこで息を吸えばいいのかがわからない」と、その難しさを感じているよう。

また、番組の時間帯によってふさわしいテンションも異なるため、「アナウンサーさんは、朝はこの感じ、昼はこの感じ…とか、全部できるんですよ」と、その技術力について言及。
すると、大悟さんが「あれ、すごいよな」と言い出して…。

大悟:(番組で)それまでのことをちょろっと言って、自分の意見も言って、「それでは来週」みたいなのを、きっちり20秒にする能力!
ノブ:あれは、すごい!
するとここで、元テレビ東京のアナウンサーの森さんが、その裏側を披露。
森:だいたい、自分の中で「3文は何秒」「1文は何秒」みたいな時計を入れているので。それを頭の中で瞬時に組み合わせて、20秒だったら、感想を10秒言って、5秒で挨拶して、お辞儀で2秒とか。
ノブ:へぇー!お辞儀で2秒まで!?
王林:すごいなぁ。
下野:アナウンサーさんって、本当にすごいと思う。
といって、一同が感心しているなか――。
大悟:いや…みんなが「すごいな」って言ってたところ、ごめん。(森さんは)そんなにニュースやってたっけ?
森:競馬!!!競馬なんて、「確定」(着順決定)との戦いですよ。
ノブ:やってた!テレ東の競馬(番組)な。俺、毎週見てたよ。
森:競馬って、本当に一番大変!
ノブ:変なこと言ったら、ギャンブルなんとか(規定)に抵触するし。とにかくデリケートにやりつつ、笑いもとりつつ。あと、時間もピッチリで!
森:(うなずく)
一同:すごい!
大悟:でも、確かに、ちょっと暗いニュースがあったときの、次の入り方とか。暗いニュースに入るときの明るいニュースの終わり方を、ちょっと抑えていくとか…。
森:ありますね。訂正してお詫びしたあとの、芸能ニュースとか。
ノブ:あるね!「先ほどの発言、失礼しました」のあとの、(明るい声で)「さぁ、パンダの赤ちゃんが生まれました」って言うときの“ちょい笑い”ね。
王林:確かに、テンションが…。
森:そう、そう(笑)。
そこで、大悟さんが、森さんに「今いけるの?」とリクエスト。
森さんは、“ニュース”モードのスイッチを入れて、「お詫び後の明るいニュースへの切り替え」を実演してみることに。

カメラ目線で真面目な表情&落ち着いた声のトーンで…。
森:先ほどのニュースで、久保田さんの口から「パンティ」という非常に不適切な発言が出ました。お詫びして、訂正いたします。失礼いたしました。
ゆっくり間をとって、頭を下げたあと、一呼吸。
森:(少し明るい表情&声で)では、続いてのニュースです。パンダの赤ちゃんが生まれました。
短い時間のなかでも、わずかな変化をつけて、見事なテクニックを披露。
森さんは、「(今のは)“微笑”くらいですね。(このあとの)VTR明けで、さらに明るくなる」と説明しました。
