ナレーション収録終えた仲さんにインタビュー。阿部さんとサワさんの印象や師弟関係について感じたこと、「子育てでそう思うことがある」と、自身の体験と重ね合わせて感想を語ってくれました。
仲里依紗「意気な寿し処 阿部」は「美味しくて、あたたかくて、とてもいいお店」
――阿部さんとサワさんを見守っての、感想を聞かせてください。
私、実際に「意気な寿し処 阿部」さんに行ったことがあるんです。美味しくて、働いている方たちもあたたかくて、とてもいいお店でした。また行きたいと思っていましたが、今回、こんなに思いの強い方が社長だったんだと知って、より行ってみたいなという気持ちになりました。
――お店に対する印象も変わりましたか?
いろいろな事情を抱えている方がいて、みなさんここで懸命に働いているというのを知って、すごく変わりました。阿部さんは「できない」と思うことを可能にしてくれる、“みんなの希望”のような方だと思います。すごく夢があるなと思いました。

――どんな板前にもとことん向き合う阿部さんの心意気には、圧倒されるものがあります。
すごいですよね。何回も生まれ変わっていそうなパワーを感じます。寿司職人の仕事と直接関係なさそうところまで、面倒を見ているじゃないですか。あそこまでしっかり板前さんを育てていくというのは、厳しさもですが、やっぱり愛があるからだと思います。阿部さんを見て、一緒に働くってそういうことだよな、私も愛を大事にしていかなきゃなと思いました。
――阿部さんとサワさんの師弟関係を見て、どんなことを感じましたか?
阿部さんの“サワさんを一人前に育て上げたい”という愛をすごく感じました。でも、そんな阿部さんに甘えているサワさんもいて…。阿部さんは「愛情をかけて育ててきたのに」と思ってしまうこともあるのではないでしょうか。私自身、子育てでそう思うことがすごくあります。
阿部さんとサワさんは、お互いがもう家族みたいな存在になっているのかもしれません。家族だと、関係がうまくいかない時もあると思うんですよ。つらいこともあると思いますが、乗り越えて頑張ってほしいです。
――「子育てでそう思う」というのは、具体的にどんな時ですか?
たとえば、子どもがスポーツが得意かとか、英語を話せるかとか、私は全然気にしないですし「楽しければいいじゃん!」という感じなんですけど(笑)。夫(中尾明慶さん)はどちらかというと教育熱心なので、いろいろ教えてあげたい気持ちと、子どもの思いを尊重したい気持ちの間で葛藤しているみたいです。夫のその愚痴を、私は聞いています(苦笑)。
私は、子どもには好きに生きてほしいと思っています。今はプロゲーマーになりたいみたいなので、「いいじゃん、楽しいよ!でもプロゲーマーは大変だよ!」と伝えています。
予告動画
YouTube「フジテレビドキュメンタリー」で、『ザ・ノンフィクション』の予告を配信中。6月22日(日)14時~「人生を変える寿司〜東京 板前物語〜前編」
配信スケジュール
6月8日放送「わたしの腎臓をあなたに~小錦を愛した妻の覚悟~」(語り:武井咲さん)が、6月22日までTVer・FODで無料配信されます。