<三浦剛 コメント>
私にも中学生の娘がいるので、最初に台本を読んだときは涙しました。我が家は、ドラマの設定とは逆で、娘が聴者で妻がろう者(耳が聞こえない)です。
なので、家族3人でいるときの言語は、手話で話しています。聞こえる、聞こえないが当たり前の我が家ですが、当たり前だと思ってる中に気づいていないことがたくさんあるのではと、今回の作品を通して考えさせられました。
ドラマの親子のように、家族だから言わなくてもわかるだろう、伝えたからわかってくれるだろうと思ってしまっている自分と、土井孝という役を重ねて考えました。今作品で聞こえる・聞こえない関係なく、親が子を思う気持ち、子が親を思う気持ちに共感していただけたらうれしいです。
現場では、撮影中の緊張感とは一転して休憩中は本当に和やかな現場で、松本さんや荒川さんといろいろな手話のお話で盛り上がりました。素敵なキャスト・スタッフさんが集まる素敵な作品に参加できて、とても幸せでした。