数日後、江端家の餅つきに芳森芙美子(山本舞香)と深見龍之介(小関裕太)が訪ねてくる。
2人の仲を取り持ちたいなつ美は、一緒に酒の買い出しに行くようお願い。その道中、芙美子と深見は店先で少年・勇(今泉雄土哉)がりんごを盗んでいるのを目撃する。
勇の代わりに代金を払う芙美子。深見は逃げようとする勇を呼び止め、事情を聞いた。
りんごを盗んだ少年(今泉雄土哉)と真剣に向き合い諭す深見(小関裕太)
母親がいなくなり、父親は病気、妹と弟がお腹を空かせているという勇は「貧乏人に施しをしていい気分だろ」と言い放つ。
その言葉を制し「お天道様に顔向けできないことをしてはダメだ」と、目を見て諭す深見。

そんななか、急に雨が降り出し、3人は雨宿り。くしゃみをする勇に深見はコートを羽織らせ、新聞配達の仕事を紹介する。
さらに、自分も海軍に入って自慢の兄さんになれるかと問う勇に「君次第だよ」と笑顔を見せた。
勇が去ったあと、深見は自分に近づいてくるのは家柄や外見が目当ての人ばかりだがあなたは違う、と芙美子に伝える。
夜になり、深見は江端家をあとにする。
見送る瀧昌に対し、なつ美に何か贈り物をするようアドバイスする深見。しかし瀧昌は何を贈ればいいのか見当もつかず…。