神原という名前を三宝加代子(阿南敦子)から知らされた阿含理事長と院長の多聞真(渡部篤郎)には重苦しい空気が立ち込めた。
救急搬送された少女の処置では、朱羅の手技が明らかに鈍っている。朱羅を処置から外すナオミ。
神原(忍成修吾)は朱羅(松本若菜)にとって仇のような相手だった!
処置を終えたナオミは朱羅と話す。神原は過去に通り魔事件を起こして、数人を殺傷していて刑期を終えて出所した男だった。
その事件で、朱羅は両親を失い、自らも重傷を負っていた。ナオミは、そんな神原の担当医ができるのか聞くが、朱羅は黙ってその場を去っていく。
通り魔事件で重傷を負った朱羅の命を救い、ベッドで目を覚ました朱羅に、両親を亡くしたことを伝えたのは、当時、救急科科長だった阿含。

そして、成長した朱羅は救命医になることを目指し、帝釈総合病院に入ると多聞の元で救命医としての修行を積んでいた。
