そんな折、真野のもとに学生時代の元彼・進藤祐希(黒羽麻璃央)から突然連絡が入る。

進藤は、学生時代に会社を立ち上げており、海外への教育支援で政府の予算も付くことになったため、本格的に事業を広げていこうとしていた。

「直己にも手伝ってほしい」と真野を自分の会社に誘う進藤。突然のことに真野の気持ちは揺れ…。

持田(阿南健治)が退職を受け入れない理由を知った人見(松田元太)はある提案を

再度、持田の面談をした人見は、彼が大学受験を控えた双子の娘のために日の出鉛筆にしがみつこうとしていることを知る。

持田に同情した人見は、退職なんかしなくていい、このまま粘れば勝ちだと持田の味方に。

事情を聞いた須永圭介(新納慎也)によれば、以前、3年間早期退職を断り続けた男が関連会社に出向になった例もあるという。

すると人見は、発想の転換だと言ってあるアイデアを提案。成績が上がっていないから早期退職の候補になるのならば成績を上げれば良い――そこで人見が考えたのは、「ライブ・コマース」だった。

持田が鉛筆を削っているところをライブ配信し、話題を集めようというのだ。

配信当日、日の出鉛筆の公式アカウントには予想以上の視聴者が集まっていた。

だがその中に小笠原社長もいることを知った持田は、急にびびってしまい、トイレに行くと言って逃げ出してしまう。持田を追いかけ、何とか彼を捕まえて説得する人見。

覚悟を決めた持田は、鉛筆削りの配信を開始。その見事な技術に、視聴者からも賞賛の声が上がる。

すると調子乗った持田は、ノールックで削ると言い出した。だが持田は、誤って指を切ってしまい出血。そのせいでアカウントはBANされてしまう。

怒った小笠原社長は、持田をクビにしろと吠えていた。