ナオミは場所を変えて咲希に知香のことを聞く。
知香とあまり親しいわけではないと言う咲希。だが、咲希は知香は本気で「助けてほしくない」とは言ってないと話す。拒否されるのが怖いだけだと言うのだ。
どうやら他人を信じることができなくなっているよう。「私がそうってだけだけど」と咲希は付け加えた。
橋本(渡辺哲)の妻・弥生(水木薫)が運び込まれる!朱羅(松本若菜)の治療に苦心するが…
入院中の橋本のスマホに警察から連絡が入る。なんと、弥生が何者かに刺されて帝釈総合病院に搬送されたと言う。
その頃、朱羅たちは弥生を迎え入れていた。朱羅たちが治療を始めると、橋本が「妻を助けてくれ!」とやって来る。
だが、弥生はかなりの重傷。朱羅でさえ、匙を投げそうになった時、橋本が「もう生きていたくないなんて嘘だ!俺はお前と、もっと一緒に生きていたかったんだ!」という叫びを耳にして、瞳が燃え上がる。

そうして、朱羅は弥生の命を救った。
素直に礼を言う橋本に、必死に生きようとしている弥生の手助けをしただけだとクールに答える朱羅。そして、退院したら医者を続けるよう橋本に勧める。
無理だと言う橋本に、朱羅は「今のあなただからこそ誰よりも患者のことを理解できる」と言い、医者でいたいなら命が尽きる直前までそうすれば良いと続けた。
自分は地獄に片足突っ込んでも患者を救い続けると言う朱羅に、橋本も「先生の言うとおりだな」と納得する。

橋本夫婦の件が落着しようとした時、知香が病室から姿を消していた。
大黒たちが探すなか、ナオミは屋上から今にも飛び降りようとしている知香を見つけて、その腕を掴む。
邪魔するなと言い張る知香に、ナオミは「私はあなたに生きていてほしい」と落ち着かせ、ゆっくりと話をすることに。ナオミは朱羅と橋本の姿を見て、患者に寄り添うことを大切にするようになっていた。
弥生を襲った犯人が逮捕されたとのニュースが流れる。犯人が捕まって良かったなどと梵天らが会話するなか、朱羅は…。