その頃、保はすっかり自信を失っていた。仕事中も先日の患者のことが頭をよぎり、何もかも上手くいかない。

そんな保に多聞が話しかける。自分は救命医には向いておらず、朱羅のような才能もないとこぼす保。

すると、多聞は昔の朱羅は、今の保と変わらなかったと言う。さらに「医者には才能よりも大事なものがある」と教えた。

圭太(藤堂日向)が目の前で心停止に…保(佐野晶哉)はオロオロするしかできず

救急科には、交通外傷の患者が運び込まれてくる。保が初療室に行くと、患者はあかねだった。

ナオミは知り合いであることを心配し、保に下がるよう助言。しかし、保はその場に残り、処置にあたろうとするもミスを連発。

ついに、ナオミから「このままじゃ患者さんを助けられなくなる」と強制的に初療室から出るよう言われてしまった。

廊下には圭太がいた。「保なら助けられるだろ?」と言う圭太に、保は「僕じゃ無理なんだ」とこぼす。

次の瞬間、圭太が突然倒れて心停止に。朱羅もナオミもあかねの治療で手が離せず、加代子が応援にやってくる。

ただオロオロすることしかできない保に、朱羅はあかねの治療をしながら「患者が助けを求めているのに、あんたが諦めてどうするの!」と、叱責。

保は気を取り直して圭太の蘇生にあたり、心拍を再開させるも、血圧が上がらない。

保は海外から戻ったばかりの圭太がエコノミークラス症候群からの肺塞栓を見抜いて、外科に手術を委ねた。

あかねも圭太も一命を取り留める。朱羅に礼を言う保。朱羅は「薬師寺先生もよくやったんじゃない?」と言葉を投げた。

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