2回目のハラスメント研修の日。黒澤は講師から、パワハラを訴えられた上司の役を演じるよう指示される。
被害者役の女子社員との話し合いを始めた黒澤は、「コミュニケーションの齟齬があった」と発言。今回も勝手に研修に潜り込んでいた真野は、その言葉に反応し、黒澤に反論する。
真野は、期待されていることはわかっているから、つらいことがあっても我慢してしまうと告げると、高校時代の話を始めた。
真野(前田敦子)は黒澤(長谷川純)に憧れていた!
高校3年生のとき、震災で何もかも失ったが、真っ先に鉛筆やペンを届けてくれた会社があったこと、それを企画したのは当時20代の若手社員だと聞いて憧れを抱いたこと、夢が叶って入社し、その人物の部下になったものの保守的な環境の中で1人の人間として扱ってもらえなかったことを…。
黒澤は、涙を流しながら訴える真野に、自分が間違っていたことを認め、「許されなくてもいいと思っている」と返す。
すると真野は、「許したいけど、許せない気持ちが邪魔なんですよ!」と正直な思いをぶつけた。

その夜、平田は、指示を無視して黒澤に接触した真野を呼び出して非難するも、事情を考慮して不問にすると伝える。
部屋を出て行こうとする真野を呼び止めた平田は、「真野ちゃん、頑張ったわね」と声をかけた。
会社の外で真野を待っていた人見は、一緒に飲もうと思って買っておいたビールを手渡す。
ベンチに座ってビールを飲んだ人見は、真野の気持ちは大丈夫なのかと尋ねた。「私の気持ちはいいんだよ」という真野に、人見は「良くないっすよ。それが一番大事っす」と言うと、「もっと泣いていいんですよ」と訴えた。

真野は、自分より先に号泣する人見に呆れつつ、「超ムカついてるよ!全然許せないよ!」とぶちまけた。
しばらくして落ち着きを取り戻した真野は、人見に礼を言う。だが人見はいつの間にか眠ってしまっていて、真野の肩にもたれかかってきた。
真野は、酒を飲めない人見が自分のために付き合ってくれたことを知って優しく微笑み…。