「日の出鉛筆」で、早期退職希望者の募集が始まり、人事部長の平田美和(鈴木保奈美)は、人見廉(松田元太)や真野直己(前田敦子)ら部員たちに、対象社員全員の面談を行うよう指示する。
人見が担当することになったのは、EC事業課の50台後半の社員・持田信雄(阿南健治)。

持田は、鉛筆を削るのがやたら上手い、という特技を社長の小笠原治(小野武彦)に気に入られて入社した男だが、その後は何の実績も残せず、部署を転々としていた。
つまり、会社的に「退職させたい社員」の1人。
人見は、平田から渡された資料に従い、“あくまでも対象者の希望による”という体裁を取りつつ、持田に早期退職を促そうとするも、持田は「今辞めるわけにはいかないんです!」とまったく聞き入れてくれない。

真野は、人に優しく、困ってる人を放っておけないタイプの人見には、持田に退職を促すことはできないと言い、自分が代わると平田に進言。
だが平田は、人見に持田の面談を担当させるよう指示したのは常務の里井嘉久(小日向文世)だと明かす。

そんな折、真野のもとに学生時代の元彼・進藤祐希(黒羽麻璃央)から突然連絡が入り、会うことに。
進藤は、学生時代に会社を立ち上げており、今後は海外への教育支援で政府の予算も付くことになり、本格的に事業を広げていくところだった。
そんな進藤は、「直己にも手伝ってほしい」と自分の会社に真野を誘う。突然のことに真野の気持ちは揺れて…。
