山崎育三郎さんが主演を務めるミュージカル「トッツィー」の舞台裏を、『めざましテレビ』が独占取材しました。

山崎育三郎

演出家やスタッフと衝突ばかりしていた売れない俳優のマイケル(山崎)が、あることがきっかけでドロシーという女性になりきって、ミュージカルのオーディションに応募。超個性的キャラで瞬く間に人気者になるというストーリー。

山崎さんが、男性役のマイケルと、妖艶なドレス姿などを披露する女性役のドロシーを一人二役で演じることでも話題となっています。

マイケルとドロシーに扮した山崎さん

1月10日から、東京・日生劇場で上演がスタートした本作は、3月30日に岡山・岡山芸術創造劇場で千秋楽を迎えます。

『めざましテレビ』は、先月行われた東京公演の裏側に密着し、山崎さんに単独インタビュー。
放送ではお伝えしきれなかった未公開部分も合わせて紹介します。

F1のピットさながらの早着替え「もう裸になっちゃいますね」

山崎さんは、公演前のインタビューで、男性役と女性役を演じ分ける苦労を明かしました。

山崎:マイケルという役がエネルギッシュなワーッという男性で、その彼が急にエレガントなドロシーというキャラクターになる。その瞬間にまったく使う声帯が変わるんです。

(マイケル役で)「うわーっ」と言ったかと思えば、急にファルセットできれいな声で歌ったり。通常ではしないような声の使い方をするので、その負担はすごく感じます。

また、ドロシーをキレイに見せるためのこだわりもあるそうで…。

山崎:僕が、おしりちっちゃめなので。ちょっとプリッっとさせるためにパッド入りのスパッツを履いているんです。そのスパッツは、開演前からずっと履いた状態でいます。

上演中に何よりも大変なのは、25パターンもある衣装の早着替え。

山崎:(早着替え中)スタッフの皆さんに囲まれて…。F1のピットって感じですね。ガガガガガ…はい行け!って感じで。

(舞台袖で着替えるときは)パンツ一丁。もう裸になっちゃいますね。(スタッフ)みんなにさらけ出してます。上演が始まっちゃえば、この世界の中に入り込んで、バシッっと決めたい。

そんな早着替えのテクニックを聞いてみると、山崎さんはマイケルやドロシーの衣装を手に取り、ボタンがマグネットになっていることや、テープで止めていることを教えてくれました。