上演中に1回だけのトイレタイムは、パンツ一丁で全力ダッシュ!
上演がスタートすると慌ただしく動き出す、キャストやスタッフの皆さん。
メイク台は移動式で、山崎さんが舞台上から戻ってくる場所に常にスタンバイされ、衣装と靴はすぐに着られるように床にセットされています。
およそ2時間半の上演時間で山崎さんがステージに出ていないのは2シーンのみ。
ほぼ出ずっぱりのため、カツラ・メイク・ネイルなど、それぞれの担当スタッフが数人がかりで山崎さんの着替えをサポート。
ステージからダッシュでメイク台まで駆け込んできた山崎さんが、マイケルからドロシーに変身し、ふたたびステージに戻るまで、25秒ということもありました。
さらに、ステージ裏に戻り、マイケルのセリフをしゃべりながら、着替えるという神業も披露する場面も。
ちなみに、山崎さんが上演中にトイレに行くタイミングは1回のみ。その時間は、山崎さん専用となっており、トイレには注意書きの張り紙がされています。
パンツ一丁の姿で、全力ダッシュでトイレに駆け込む山崎さんの姿をカメラがとらえると、ポーズを決めてお茶目な一面も見せてくれました。
おばあちゃんのために千秋楽まで走り抜けたい
上演後にドロシーの姿のままインタビューに答えた山崎さん。
山崎:本当にお客さんが盛り上げてくださって、今日も本当に楽しかった。(ドロシー姿の)おしりのラインが客席から見ると、「キレイだ」ってよく言われるんです。
ここで、「どう?」と聞きつつ、カメラにおしりを向けアピール。
3月末まで続く過酷なステージで、美しい声を保つ秘けつを聞くと…。
山崎:もうないです。休めないので。単純に睡眠ですね。
毎日、「明日声が出ますように」と思ってから寝ます。起きた瞬間に「あぁよかった…。なんとか今日も声が出る」というような、そんな毎日です。
最後に、今後の抱負について質問すると、このステージを見せたい“ある人”がいるそうで。
山崎:(ドロシーの)この姿が、若いときのおばあちゃんに似ているんです。おばあちゃんのために、(住んでいる)岡山県での千秋楽に行くので、そこまでなんとか走り抜けたいと思います。
と、胸に秘めた思いを明かしました。