山崎育三郎さんが“女優”になります。
ミュージカル「トッツィー」の製作発表記者会見が11月13日に都内のホテルで行われ、主演の山崎さんほか、キャスト、スタッフが出席しました。
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演出家やスタッフと衝突ばかりしていた売れない俳優・マイケルが、あることがきっかけでドロシーという女性になりきって、ミュージカルのオーディションに応募。超個性的キャラで瞬く間に人気者になる姿を描いた「トッツィー」。
1982年に公開され、ダスティン・ホフマンさんが主演した映画版が大ヒット、2019年にはトニー賞の「ミュージカル部門最優秀脚本賞」や「主演男優賞」を受賞した傑作ミュージカルが2024年1月から東京・日生劇場ほかで上演されます。
リハーサルで早替えに失敗するも本番で成功「アタシ完ぺき」
この日、会見に先立って山崎さんがマイケルの扮装で登場。アンサンブルキャストと劇中のナンバー「Unstoppable 止められない」をステージせましと駆け回りながら、軽快に披露しました。
そして、山崎さんは一旦退場。ステージ後方のパネルが左右に開くと、スパンコールをあしらった真っ赤なドレスを着たドロシーに扮した山崎さんが。先ほどとは打って変わった妖艶な佇まいで、報道陣や抽選で招待されたオーディエンスを魅了しました。
歌唱披露を終えた山崎さんは「すっごいうれしい!2回リハーサルをやったんだけど、2回とも間に合わなかったの。でも、本番ではアタシ完ぺき!よかった、よかった」と早替えが成功したことを喜び、「せっかくだから近くで見て」とステージを降りて、オーディエンスの近くへ歩み寄るファンサービスで盛り上げました。
役作りの参考は95歳の祖母「若いころにちょっと似ている」
その後、共演者とともにステージに登壇した山崎さんは「いよいよ『トッツィー』が来年開幕ということでワクワクしております。私も含めてここにいる出演者は皆、厳しいオーディションを経て集まったメンバー」と紹介。
続けて「華やかで楽曲が美しく、笑える脚本。ミュージカルの素晴らしさがすべてつまったような作品です。2024年、『トッツィー』から最高のスタートがきれたら」と力を込めました。
質疑応答のコーナーに入ると、「冒頭はマイケルとして登場し、途中からドロシーに変身。今はどんな心境でこの会見に臨んでいる?」と質問が。
「半分ドロシー、半分育三郎。ドロ三郎といったところでしょうか(笑)。普段の感じでしゃべるのも違う気がするし、ドロシーになり過ぎても内容が入ってこないかもしれない。そんなところ♡」と妖艶に回答。
さらに、顔や体で自信があるパーツを問われると、「僕はわりとお尻が小さめで脚も細身。でも、ドロシーのときはパットを入れているので、プリッとして可愛らしいお尻なんです。ちょっと大きめに作っていただいてるのよ」と美尻をアピールしました。
ビジュアルや役作りに関して「参考にしたい人物は?」という質問には、「パッと思い浮かぶのは岡山にいる95歳の祖母です。祖母は自分の誕生日にドレスを着てアクセサリーをジャラジャラつけて、『愛の讃歌』を歌ってディナーショーみたいなことをするんですけど、若いころの祖母に似てるのかな」と説明。
そして、「今回の全国公演のラストが岡山で、祖母も『いっくん、岡山まで来てくれるの?』と楽しみにしてくれています。それまで元気でいてほしい」といいつつ、「いい話でしょ」と途端にドロシーの口調に戻って、“自画自賛”しました。
また、山崎さんのドロシーとしての姿を見たときの感想をエハラマサヒロさんは「お尻がむちゃくちゃ柔らかい」、キムラ緑子さんも「美しくてビックリしました」と絶賛。
羽場裕一さんが「お肌がものすごくキレイ」と言うと、すかさず山崎さんは「胸のあたりをチラッと見たでしょ?やめてって思いました(笑)」とドロシー目線でツッコみました。
最後に山崎さんは本番に向け、「稽古が始まった段階ですでにチケットが完売するぐらい皆様が期待なさっているということで、僕たちもその期待を超えていくものを作りたいと思っております。東京・大阪・名古屋・博多・岡山で爆発して、『トッツィー』伝説を作りたい」とアピールしました。
最新情報は、ミュージカル「トッツィー」公式サイトまで。